07.30
書籍の書影を、合法的に利用する方法がありました
個人のブログ等に、紹介等の目的で、書籍の書影(表紙画像)を掲載することは、著作権の侵害であり、違法行為となる。
無名な一般人の、泡沫ブログに掲載したくらいでは、訴えられることは、まずないであろうが。それでも、違法行為をしているという、後ろめたさは拭えないであろう。
そんな、良心的な人に朗報である。
先日、版元ドットコムで扱われている書籍の書影について、以下のような記述を見つけた。
「書影や書誌は自由にお使いください」
https://www.hanmoto.com/about_bookdata
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
●書影を使いたい
本の紹介などのための利用はご自由にどうぞ。
個人・企業・図書館、問いません。
各出版社が自社の本の宣伝やオンライン書店での利用に自由に使って良いという契約をして出版業界の共通のデータベースに登録したものを版元ドットコムも使っておりますので、必要最低限のルールを守っていただければ、書影を自由にダウンロードしてご利用いただけます。
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版元ドットコムで使用されている書影は、
「各出版社が自社の本の宣伝やオンライン書店での利用に自由に使って良いという契約をして出版業界の共通のデータベースに登録したもの」
であるから、一般個人がそれをダウンロードして利用しても、著作権的には問題ないわけである。
ただし、当然のことだが、以下のような改変は不可である。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
・書影を任意にトリミングするなどの改変をしないこと
・書影に含まれるイラスト・写真など一部のみを取り出しての利用をしないこと
・書影に任意の、他の文字や画像などを載せて元書影を改変する結果になるような画像編集をしないこと
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また、これで、あらゆる書籍の書影が、使い放題になるわけではない。
書籍によっては、版元である出版社に、個別に相談する必要があるものも存在する。
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・【ご注意】書影の下に「この書影の使用については、出版社にご相談ください。」の記載がある場合は、必ず直接出版社へお問い合わせください。上記ルールとは関係なく、出版社の直接の指示に従ってください。
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また、版元ドットコムのサイトにおいて、書影が表示されていないものは、当然だが、利用できない。
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・薄いグレー1色の仮画像になっているものは、版元ドットコムがその書影画像を持っていないことを示しています。そもそも持っていないので、ご提供できませんし、その出版社が利用の許可を出すのかどうかも版元ドットコムではわかりません。該当の本については直接出版社にご相談ください。
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書影が表示されていない書籍について、実物の表紙を写真に撮るなどして、ブログ等で使用するのは、止めておいた方が無難だろう。
さらに詳しくは、上記の版元ドットコムのサイトを参照のこと。
〔補足〕
岩波書店に関しては、
https://www.iwanami.co.jp/smp/contact/
にある
書影(表紙画像)のご利用について
https://www.iwanami.co.jp/files/rights/01.pdf
によれば。
「基本的に、著作権者、小社への許諾申請は不要」であるが、利用したことを、出版社に報告する必要がある。
ゆえに、版元ドットコムの書影を利用できるなら、そちらを利用した方が、簡単だろう。
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