40年近くかけて神経症性障害を乗り越えたものの、母親の介護で大変な日々の思いを発信しています。アニメの研究による博士号取得は、しばらくお休み。

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心因を絶たねば治るはずもなし……


心因を絶たねば治るはずもなし代替療法[オルタナティブ]に千万かけても


*その昔、「臭いニオイは元から絶たなきゃダメ!」というコマーシャルがあったが、あれは、トイレの消臭剤のコマーシャルだっただろうか。悪臭を、別のよい香りでゴマカすのではなく、その臭いの元を絶って、臭い自体が出ないようにする。言ってみれば、対症療法ではなく根本療法・根治療法である。

 このキャッチコピーの消臭剤が、ニオイの元を絶つものであったのかは、ともかくとして。問題を解決するにはやはり、その事の原因を何とかすることが必要だろう。
 その場しのぎ・一時しのぎのゴマカシではなく、じっくりと腰を据えて、問題の原因と取り組み、問題の大元を解決すること。それこそが、問題解決のために必要なことである。原因を放置したままでは、真の解決は得られない。たとえ、いったんは解決されたと思っても、根本原因がそのままであれば、問題はやがてまた再燃する。

 例えばの話。風呂のお湯が熱すぎる時に、水をうめて湯温を下げようとする。だが、風呂を焚き続けている限り、どれ程水をうめても、湯温は適切にならない。まず、風呂を焚くのを止めなければ、どうにもならない。どれだけ懸命に水をうめても、ムダである。

 困り事は、元から絶たなければ、うまくは収まらない。それは、流行り言葉のような日常語にも示されている真理である。

 そうであるのに。なぜ、心因性の身体症状に苦しんでいる人々は、その心因を解決する治療(精神療法)を行わないで、東洋医学的療法などの、代替療法に明け暮れるのだろう。

 もちろん私だって。西洋身体医学で説明のつかない身体症状の全てが、心因によるものだと言うつもりはない。
 精神科医のなかには、西洋身体医学で説明できない身体症状の100%を心因に還元して憚らない人々もいるようだが。私は、そんな極端な考え方はしない。

 そもそも私自身の身体症状も、10%はサプリメントで緩和され、15%は漢方薬で軽減され、20%は閉経によって改善された。
 それでもやはり、森田療法によって「身体症状に対する根本的な思い違い」に気づかせてもらわなかったら、私は決して治ることはなかっただろう。私は、精神療法心因を解消することによって、身体症状症〔身体表現性障害〕を治した。この言明に、間違いはない。

 もちろん、現代日本の医療制度下においては、キチンとした(ちゃんと治せる、本格的な)精神療法を、保険診療で受けることはかなり困難である。
 自費診療で、あるいは民間の心理相談室等で、本格的な精神療法を受けるには、1回あたり1万円前後の費用がかかる。さらに地方在住であれば、大都市に集中している治療機関まで通う交通費も、高額になる。週に1回ずつ、平日に、片道何時間もかけて治療に通うなど、就労している身には不可能に近い。

 だが近年は、民間のセラピストであれば、対面でなくとも、オンラインや電話での対応も可であるところが増えている。私自身、森田療法の自学自習ではどうにもならなかったところを、電話でのセラピーによって乗り越えた。

 「その身体症状は、心因性のものだと言われるけれど。自分は別にストレスとか感じていないし。特に心の葛藤とかないし。心に原因があるとは思えない。そんな気がしない」と、言う人がいるけれど。

 心因性の身体症状の「心因」とは、いわゆるストレスのみではありませんから。そもそも、無意識的な心の問題など、自分で簡単に自覚できるようなものではありませんから。あなたのその、そういうところ。「それ」が、あなたの症状をつくり出し、増幅し、固着させているのですよ。

 「身体症状ゆえに就労できず、本格的な精神療法を受けるお金がない」というのならば、仕方がないかもしれない(いや、本当はよくないのだが)。
 だが、漢方薬とか鍼灸とか、マッサージとか整体とかサプリメントとか、はたまた何とかの食物断ちとか、湯治とか。そういった代替療法にかけるだけの、お金と時間とエネルギーがあるのならば。何で、それらのリソースを、本格的な精神療法を受けることに回さないのか。

 本当に、もったいないと思う。見ていられない。対症療法にすぎない代替療法に、何十万、何百万、ついには千万円を費やしても。心因を解消しなかったら、何にもならない。お金と時間と労力のムダであるだろう。

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テーマ : 医療・病気・治療
ジャンル : 心と身体

Tag : 精神療法  身体症状  心因  森田療法 

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Author:ハナさん*
2019.5.26付けで、Yahoo!ブログから移行してきました。
上記日付より前の記事は、Yahoo!ブログで書かれたものです。

移行から2年経過したのを機に、ブログタイトルを変更いたしました。
あわせて、紹介文も更新。

*代用ゲストブックあり
「カテゴリ」からどうぞ

〔ブログ紹介文〕
誰もが、たやすく発信者となれるネット時代。

文章で社会改革ができると思い込んでいたのは、若さゆえの過ちにすぎない。
けれど。
それでもまだ私は、文章を公表することは、無意味ではないと信じたい。

私がここに記すのは、単なるつぶやきの類いではない。
社会に向かって訴えたいこと、公表する意味があると思えることのみだ。
若い頃のように気負い込んで、大声で叫ぶことはできないけれど。

病気ではなく、障害でもなくても。諸々と生きづらい、おひとりさま介護の日々においても、光を求めて!

〔自己紹介〕
高校1年で発症した神経症性障害(身体表現性障害[身体症状症]その他)を、40年近くかけて乗り越える。
校正者として、非正規雇用勤続30年。数年前から校閲の仕事も行う。

1990年代、森田療法の研究で学士号取得後、カール・ロジャーズの直弟子が講師であるカウンセラー養成講座で単位取得。
地元の民間心理相談機関でセラピストのインターンとなり、各種心理療法を学修するが、自分は援助職には向いていないことを痛感。

アニメーションの研究で修士号取得。
博士課程・単位取得満期退学。
現在、博士論文のテーマを再検討中。専門は、巨大ロボットものの予定。

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