01.10
永年勤続表彰を受けました
先日、勤務先の始業式で、永年勤続(30年)表彰を受けた。
ついでに、表彰状を授与される代表者にも選出され、社長から表彰状を手渡された。
「人前で表彰されるなんて、緊張するでしょ」と、私が社交不安障害(対人恐怖症)だったことを知っている方々は、心配したものだが。
別にどうということもなく、表彰状の授与と記念撮影は無事に終了した。
森田療法を体得した身としては、対人緊張など、今さら別に、何かの障害になることはないのである。
以下は、証拠(別に、疑う人もいないとは思うが)。
かつては、パート・アルバイトという雇用形態は、短期の契約であるという認識が一般的だった。
家計の足しに、主婦がパート勤務に出るというのならばともかく。一応は新卒の独身者が、本格的に社会人として働くことを望みながら、パートという非正規雇用のまま、何十年も働き続けるなどということは。20世紀ならば、あり得ないことであった。
けれど。非正規雇用が被雇用者の4割近くを占めるような、21世紀の現代においては。
私のように、健康上の理由といった事情があろうとなかろうと。非正規のまま、定年まで何十年も働かざるを得ないというあり方も、存在し得るのだ。
正社員と同等かそれ以上の働きをし、責任も負っているにもかかわらず、賃金その他に大きな格差がある=「同一労働同一賃金」の原則が守られないというのは、決して正しいことではないと思うのだが。
通りすがりの説教魔を呼び込んでしまわないために、アンダークラスの不満を語ることは、止めておこう。
実際、私一人がこんな所で非正規雇用の不満を叫んだとて。それで格差社会の世の中が、変わるわけでもないのだから。
「非正規雇用にもかかわらず、正社員と一緒に表彰されました。うれしいです。満足です」とでも語れば。通りすがりの説教好き人間は、満足するのであろうから。
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テーマ :
対人恐怖症・社会不安障害
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