11.27
アンダークラス短歌:集まりて飲み食いする場……
集まりて飲み食いする場開かれずコロナうれしや不謹慎でも
*今年度は、定年後の延長雇用が終了し、本格退職する同僚が、2人いた。例年なら、居酒屋等で、送別会と称した飲み会が行われるわけだが。コロナ禍が終息しないご時世ゆえ、そういったことは、ナシになった。
昨年は、勤務先恒例の納会と称した年末の飲食の場もなかったし、新年会とか忘年会とか、慰労会とか暑気払いとか、何やかやと理由をつけての酒食の場は、一切開かれなかった。
それは、人づきあいの類いが煩わしくて仕方のない私にとっては、とてもうれしいことである。
以前、
https://flowerhill873.blog.fc2.com/blog-entry-424.html
の記事で、「可能な限り、人との接触を避けることを是とする、withコロナの社会。それは、対人恐怖の傾向がある者にとっては、むしろ快適で、とても助かる世界であるように感じる」と書いたが。今でも本当に、そのとおりだと思っている。
コロナ禍による外食や会食の自粛によって、飲食店がどれだけの打撃をこうむっているか。そうしたことを考えたら、「うれしい」などというもの言いは、不謹慎きわまる。
そうしたことも、わかってはいるのだが。
それでもやはり。こうした飲食の場に、半ば強制的に出なければならないことが、そうしたことが苦手なものにとっては、どれ程苦痛なことであったか。
酒を飲む場など少しも楽しくない(そもそも飲めない)し、一部の人のロクでもない話につきあわされて、時間と労力を無駄にすることが、どんなに空しいことであるか。
そうした場では、例えば送別といった本来の目的すら忘れ、一部の人たちが、飲んで騒いでいるだけだ。
たいして美味しくない料理を少し食べただけなのに、会費を何千円も取られるの? 本当に、勘弁してもらいたい。
そうしたことを考えるなら。せめて歌を詠むという場では、正直な気持ちを述べさせてもらっても、バチは当たらないのではないかと思う。
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Tag : アンダークラス