40年近くかけて神経症性障害を乗り越えたものの、母親の介護で大変な日々の思いを発信しています。アニメの研究による博士号取得は、しばらくお休み。

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そんなに地味ですか?

地方都市の印刷会社で、校正の仕事に従事するようになってから、25年近くになる。近年は、能力が認められ、内容の確認・訂正にまで踏み込む、校閲の仕事も、任せられるようになってきた。
この仕事は、縁の下の力持ちとして、裏方に終始するものである。ほぼ完璧にできて当然とされ、評価されることも少ない。
例えば編集という仕事が、メジャーで派手なイメージであるのに比べると、マイナーで地味な印象がある。

そんな、世間の注目を受けにくい、校正・校閲の仕事を題材とした、宮木あや子の小説『校閲ガール 』(角川文庫/メディアファクトリー)が、連続ドラマ化されることになった。
ようやく、この仕事にもスポットが当てられると、期待していたのだが…。
10月5日(水)から、日本テレビ系で放送が始まるドラマのタイトルは、『地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子』というものだった。
メインタイトルは、「校閲ガール」ではなく、「地味…」である。

もちろん、実際に地味な仕事であることは、否定しない。確かに、地味である。本当に。
それでも、どうしても、「それはないのではないか」という思いを、禁じ得ない。
もう少し、オシャレなタイトルにできなかったのか…と思う。
実際のドラマが、どのようなものになるかと、興味は尽きない。だがそれ以前に、タイトルのみで、このような感想を、抱いてしまったのである。
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C

omment

No title
コツコツ丁寧に仕上げて、地に足ついた
落ち着いた感じって感じの褒め言葉かなと
同意語にして別の言葉でも良い気もしますね私なんて、今の職場やっと五年【今まで最長】続いてますが、辞めたいとか考えてますよ
だから、羨ましいし凄いなって

猫ノ毛まるけ URL | 2016/10/02 06:48 [ 編集 ]

No title
「地味にスゴイ」は、私なら言われて嬉しい言葉ですけどね~(#^.^#)
あからさまではないけれど、凄いんだ!と発見させるカンジが嬉しくて♪♪
言葉の持つイメージって、世代や地域などによっても変わりますから(^^;;
ドラマが面白いと良いですねー!

イリューシン URL | 2016/10/02 14:07 [ 編集 ]

No title
> 猫ノ毛まるけさん
なるほど…。
そういう受け取り方も、あるんですね。

今の勤務先は、好き好んで長くいたわけではなく、本来は「社会復帰訓練のため、せいぜい数年」勤めるだけのつもりでした。
けれど、なかなかフルタイムで働けるようにならず、次のステップ(他社への正社員としての就職)に、進めなかったのです。
一時期は、「こんなところで、こんなことを続けるくらいなら、死んだ方がマシだ」と思い、無理をし過ぎて、死にかけたこともあります。
勤務を始めた当時とは、仕事の内容が大きく変わったため、現在では、定年までここにいるのも悪くないかな…と、思うようになっているのですが。

ハナさん* URL | 2016/10/02 15:55 [ 編集 ]

No title
> イリューシンさん
おやぁ、そうなんですか…。
本当に、言葉に対するイメージというのは、千差万別ですね。

「あちら」におけるトラブルなども、その何割かは、当事者それぞれの言葉の定義・イメージの相違に、由来している感があります。

職場の同僚も、どちらかというと、「そんなこと、あらためて言われたくないよ…」という反応が、多いのですよ。

ハナさん* URL | 2016/10/02 16:06 [ 編集 ]

No title
ドラマの題材になるだけでもすごいと思いますよ。
私の仕事なんて、本当に地味で…。

それにしても校閲の仕事をされていたのですね。
正確さの必要な仕事、昔からケアレスミスの多い私には絶対に無理です。
尊敬します。

ももの URL | 2016/10/04 10:24 [ 編集 ]

No title
> はなかなまさん
そ、そ、そ、そうですかー?
そう言っていただけると、うれしいのは確かですが…。

「職業に貴賤なし」とは言うけれど。
所詮、それは建前。理想論にすぎないという気も…。
どんな仕事も、それなりに大切・重要で、価値があるのは、確かだけれど。
やはり、重要さのランクのようなものは、どうしようもなく存在するのではないかと。
重要さという点において、私はこの仕事に誇りを持っています。
けれどやはり、地味であることは、否定できないように感じます。

ハナさん* URL | 2016/10/09 02:45 [ 編集 ]

No title
はじめまして、、ナイスありがとうございました。

幾つか記事を拝見させて頂きましたがマイノリティ的な視点に共感します。
またお邪魔しますね。

サム URL | 2016/10/11 07:30 [ 編集 ]

No title
ハナさん、初めまして、履歴からお邪魔させて頂きました。
私は医療分野の記事を年2回書かせて頂いているのですが、
校正の方への印象は「地味にー」どころか「いやマジでほんと凄い」
です。最初は直しがいっぱい入ってへこんだけれど、
読者の目に触れる前に、細かなところまで直しや意見を
入れてくれて本当に助かっています。

その道だけの専門家でないのに、とってもすごいお仕事と
尊敬しています

ポッポ URL | 2016/10/16 04:21 [ 編集 ]

No title
こんにちは。

私は10年間印刷会社で写植とDTPのオペレーターをやっていました。

校閲はハッキリ言って地味ですが縁の下の力持ちで絶対に必要な仕事です。

初校から責了まで気が抜けないですよね(^_^;)

- URL | 2016/10/18 14:19 [ 編集 ]

No title
> ポッポさん
そう言っていただけると、とてもうれしく思います。
読者の目にふれるのは、最終的に直された文章のみなので、なかなか、この仕事の価値を理解してもらえません。
ネット上などでは、「校正・校閲など、近いうちに、AI が行うようになるだろう」などと、本気で語られているくらいです。
仕事で援用している、校正支援ソフトなど、とうてい使えない代物なのに…。

ハナさん* URL | 2016/10/23 03:05 [ 編集 ]

No title
> なりさん
組版の経験者さんですか。
ならば、この仕事の価値、わかっていただけますね。
直された結果しか、表には出ないから、一般の読者に価値が伝わりにくいのは、仕方ないことなのでしょう。

当社は、元々は「原稿通り」の組版・印刷のみを行っていました。
けれど、責了の段階で、著者や編集者が見逃していたミスを発見することが、しばしばありまして。
その関係で、組版の前段階での校閲も、受注するようになったのです。
校正係の中で、校閲までできるのは、今のところ私だけなので、色々と、大変です。

ハナさん* URL | 2016/10/23 03:19 [ 編集 ]

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| 2019/12/08 23:13 [ 編集 ]


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rackback

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ハナさん*

Author:ハナさん*
2019.5.26付けで、Yahoo!ブログから移行してきました。
上記日付より前の記事は、Yahoo!ブログで書かれたものです。

移行から2年経過したのを機に、ブログタイトルを変更いたしました。
あわせて、紹介文も更新。

*代用ゲストブックあり
「カテゴリ」からどうぞ

〔ブログ紹介文〕
誰もが、たやすく発信者となれるネット時代。

文章で社会改革ができると思い込んでいたのは、若さゆえの過ちにすぎない。
けれど。
それでもまだ私は、文章を公表することは、無意味ではないと信じたい。

私がここに記すのは、単なるつぶやきの類いではない。
社会に向かって訴えたいこと、公表する意味があると思えることのみだ。
若い頃のように気負い込んで、大声で叫ぶことはできないけれど。

病気ではなく、障害でもなくても。諸々と生きづらい、おひとりさま介護の日々においても、光を求めて!

〔自己紹介〕
高校1年で発症した神経症性障害(身体表現性障害[身体症状症]その他)を、40年近くかけて乗り越える。
校正者として、非正規雇用勤続30年。数年前から校閲の仕事も行う。

1990年代、森田療法の研究で学士号取得後、カール・ロジャーズの直弟子が講師であるカウンセラー養成講座で単位取得。
地元の民間心理相談機関でセラピストのインターンとなり、各種心理療法を学修するが、自分は援助職には向いていないことを痛感。

アニメーションの研究で修士号取得。
博士課程・単位取得満期退学。
現在、博士論文のテーマを再検討中。専門は、巨大ロボットものの予定。

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