09.04
スコップで三味線?
駅前広場の仮設ステージでは、アマチュアグループの演奏が行われていた。
1つの出し物が終わり、新たに三味線の演奏が始まっていた。それを何となく聞きながら、ふと、掲げられていたポスターを見ると。
イベントスケジュールの部分には、こう書かれていた。
〔出演者:J Aながの女性部/スコップ三味線グループ/「きらきらパワーズ」/ジャンル:スコップ演奏〕
えっ?
スコップ三味線?
スコップの演奏?
改めて、ステージで演奏している方々の手元をよく見ると。
確かに、持っているのは、三味線ではなくスコップである。
スコップを何か(後にスプーンと判明)で叩いて、三味線を弾いているかのような音を出していたのだ。
漠然と聞いている分には、弾いているのが本物の三味線でないことなど、気づかなかった。
それほどに、なかなかどうして、立派な演奏であったのだ。
あとで調べてみたら、スコップ三味線は津軽が発祥であり、既に30年以上の歴史がある。家元を名乗る方が存在し、世界大会も開催されるなど、本格的に展開されているものであった。
元々は、栓抜きで叩くものであるようだが、きらきらパワーズの方々は、計量スプーンを使用しているそうだ。
写真は撮っていないので、代わりに以下の記事をご覧いただきたい。
http://nagano-citypromotion.com/nagalab/people/people2065/
農家にとっては、極めて身近な道具であるスコップ。それを活用して、こんな音楽活動ができるとは!
この驚きを、多くの方と共有したいと思い、この一文を記した次第である。
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