02.11
やはり、バンドデシネ版『ハーロック』の変化は一時的なものだった件
先日、「バンドデシネ版の『キャプテンハーロック』で、意外な展開が生じた件」
https://flowerhill873.blog.fc2.com/blog-entry-470.html
という記事を書き、バンドデシネ版の『キャプテンハーロック』のなかで、松本ワールドにおける重要な「変化」が生じてしまったことを述べた。
だが、その記事で私は、「もしかしたら、次回以降でしれっと元に戻っている可能性も、ゼロではないのだが」とも述べていた。
この創作世界におけるこのキャラクターの重要性や性質、立ち位置からして、このような変化を起こしたままにしておくとは、考えにくかったからだ。
そうであればこそ、「誰」が「どうした」ということを記さず、「意外な変化」とのみ記した。「☆☆が、**てしまったー!」と大騒ぎして、しれっと元に戻ってしまったりしては、格好がつかないからだ。
そして結局、私の予想は当たっていた。
2/9にアップされたVol.24において、問題のキャラクターに生じた変化は、ある理由によって旧に復された。端的に言って、失われた生命は復活した。
そうした意味では、最近のアニメ・マンガに見られる、いわゆる「死ぬ死ぬ詐欺」のひとつであったと言ってしまって構わないかもしれない。
実際のところ、あの世界において、そのキャラクターを完全に死なせてしまうということは、ちょっとあり得ないというか、考えにくいのである。ましてや、特定の物語の途中において。
(だからこそ、そんな事態が生じた際には驚いたわけだが。)
その人物は、肉体を有した存在としては、確かに一度死んだ。だが、彼の魂とか心、あるいは思念・意思といったものは、今でもある場所において生き続けている。その事は松本ワールドにおいて、非常に重要で動かし難い事実であるはずだ。
だから。コンピュータの中で生命が、魂とか心とか思念とか意思、人格として生き続けるということが、そもそもどうやって成立していたのか、現代科学ではよくわからない状況においては。
記憶のバックアップが残っていたので、それをインストールした、というような状況プラスアルファによって、コンピュータの中の彼が復活したというのは、決して無理な展開ではないと感じる。
そもそものところ、このシリーズにおいて、そのような変化が生じるはずはなかったのだ。そういうことである。
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