01.04
わが家の激エコ生活は、終わりにならなかった件
わが家はずっと、エアコンのない生活をしてきた。
夏は、窓を開け放ち、たまに扇風機を使うだけ。
冬は、昔はストーブや石油ファンヒーターを使っていたが、いつしかそれも止め、居間で電気コタツを使うのみになっていた。
そしてついには、コタツのヒーターをつけず、コタツやぐらの中に、消費電力が少ない電気ひざ掛けを入れて使うことで、コタツの代用にする生活をしていた。
だが、母が80代半ばを過ぎ、病気で寝たきりに近い状態になってからは、さすがにエアコンを使用しないわけにはゆかないと思った。
真夏日の平日、私が会社勤めをしている間、家に1人で置いておく際に、熱中症になることを防止するために。
あるいは、一応雪国で、冬季には真冬日も多い環境下では、寝たきりに近い高齢者のためには、部屋ごと暖めることが望ましいと思ったからだ。
それゆえ、母の退院に合わせ、2016年の12月下旬にエアコンを購入し、母が常時横になっている居間に設置した。
「これで、わが家もついに、激エコ生活とはおさらばだ」と、その時は思ったものだ。
だが結局のところ、わが家の激エコ生活は終わらなかった。
エアコンを入れても、温度設定はかなり低めである。室温が3℃では、さすがに寒いので、少しエアコンをつけて7、8℃にする、という程度の使い方である。
また、居間でエアコンを使う代償として、それまでは私の部屋で使っていたセラミックヒーターを、ほとんど使わなくなった。
そのセラミックヒーターも、部屋を暖めるためのものではないから、真冬はいつも、自分の部屋にいると、寒さで手がかじかむ、吐く息が白い、というような状態であったわけだが。ついにはそのヒーターも、ほとんど使わなくなったわけである。
寒さで手がかじかむ状態の室温を、少し前に購入したデジタル温度計で測ってみたら、3℃前後だった。3℃を切り、2℃台になると、さすがに寒さが身にしみる。
そしてもちろん、居間と私の部屋以外では、暖房器具は使用していない。
私自身も、50代も後半になってくると、雪国の冬の寒さは、こたえるようになってきているのだが。それでもやはり、部屋ごと暖める種類の暖房器具を、居間以外に設置する気にはならない。
築60年近い木造家屋は、暖房効率がかなり悪いこともあり、そんなことをしたら、どれだけ環境に負荷をかけてしまうだろうかと、思ってしまうからだ。
ゆえにわが家はもう少し、この激エコ生活を続けていくのだろうと思う。
- 関連記事
-
- マイクロプラスチックを出さない洗濯法 (2022/02/19)
- 廃プラスチックを減らすための、幾つかの取り組み (2021/05/16)
- 長野県が、ゴミの少なさ日本一の記録を更新した件 (2021/04/23)
- この冬は自室で暖房を使わず、ドライヤーも使わずに終わりそうな件 (2021/03/07)
- エコな電気を使える、新たな料金プランを契約した件 (2021/01/11)
- わが家の激エコ生活は、終わりにならなかった件 (2021/01/04)
- 節電をして、電力会社のポイントをゲットした件 (2020/04/26)
- 地元県が、ゴミの少なさ全国ナンバーワンを5年連続で達成した件 (2020/04/19)
- 生協の宅配で、リサイクル回収が再開されたことにより、大事なことを思い出した件 (2020/03/14)
- レジ袋有料化の根拠となる省令の、条文を探して読んでみた (2020/03/08)
- 新・病病介護短歌:分別もせぬままゴミを出すよりは…… (2020/02/17)