身体症状症を乗り越えきれぬ身で、母親の介護をする日々の思いを発信しています。アニメの研究による博士号取得は、しばらくお休み。

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病病介護短歌:人はみな違う世界に住んでいる……

人はみな違う世界に住んでいる
        それを互いに認められれば


認知症の母は、かなり改竄された記憶と、自分の想像や妄想や独自の解釈が入り交じった、己の世界に住んでいる。
それはもう、どうしようもない。それらがどれ程、現実と異なっていようと。そういうものとして、認めることはできなくとも、スルーできるようにならなくては、母の介護はやっていけない。

あるいはまた、日々の人間関係においても。物事に関する解釈は、人それぞれに違ってしまうものだ。
その人の経験に由来して、様々なバイアスがかかってしまうから。ひとつの言葉に関する解釈すら、その人のそれまでの人生・生活経験によって、独特の意味づけがなされてしまいがちだ。
同じ事柄を体験しても、それをどのように感じるか、どう受け止めるか、どんな影響を受けるかは、その人の立場や、ものの見方・考え方、人生観・世界観、気質や感受性等々によって、全く違ったものになってしまう。

同じものを見ているようでいて、実は全く違うものを見ている。同じ世界に生きているはずなのに、実は互いに異なる世界に住んでいる。同じことを経験したはずなのに、その解釈や理解の仕方が、似ても似つかないものになっている。
そういうことは、枚挙にいとまがない。

それでも。相手の理解を、誤りと否定はせず尊重するかわりに。私のそれも、ひとつのあり方として、認めてほしいなと思う。どちらか一方のみが正しいのではなく、どちらも「あり」なのだと。

「ひとりで勝手に傷ついたお前が悪い」のであって、「自分が傷つくような言動をした周囲を責めたり、悪く言うのは間違いである」。
「悪いのは、無用な深読みな歪んだ解釈をしたり、過敏すぎるお前の方だけであって、周囲の人々は少しも悪くない」のだから、「自分が傷ついたなどと言って、周囲を責めるような真似をするのは、さらに過ちを重ねることでしかない」と、そんなことを言われ続けてきた。

そんな風に感じるのは間違いである。そんなことで傷つくのは、お前が悪いのだと、自分の自然な感じ方や感性のあり方を、否定され続ける日々を過ごしてきたけれど。

それでも今は。
「自分がそう感じてしまった」ということ、「(適切か否かはともかくとして)自分のはそう反応してしまったのだ。そうならざるを得なかったのだ」という、どうしようもない事実自体は、認めてあげられるようになっている。
これはこれで、かなりな進歩なのだと思う。

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テーマ : メンタルヘルス
ジャンル : 心と身体

Tag : 介護    認知症 

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プロフィール

ハナさん*

Author:ハナさん*
2019.5.26付けで、Yahoo!ブログから移行してきました。
上記日付より前の記事は、Yahoo!ブログで書かれたものです。

*代用ゲストブックあり
「カテゴリ」からどうぞ

〔ブログ紹介文〕
誰もが、たやすく発信者となれるネット時代。

文章で社会改革ができると思い込んでいたのは、若さゆえの過ちにすぎない。
けれど。
それでもまだ私は、文章を公表することは、無意味ではないと信じたい。

私がここに記すのは、単なるつぶやきの類いではない。
社会に向かって訴えたいこと、公表する意味があると思えることのみだ。
若い頃のように気負い込んで、大声で叫ぶことはできないけれど。

病病介護の日々においても、光を求めて!

〔自己紹介〕
精神疾患(身体症状症〔身体表現性障害〕)歴40年。
校正者として、非正規雇用勤続28年。数年前から校閲の仕事も行う。

1990年代、森田療法の研究で学士号取得後、カール・ロジャーズの直弟子が講師であるカウンセラー養成講座で単位取得。
地元の民間心理相談機関でセラピストのインターンとなり、各種心理療法を学修するが、自分は援助職には向いていないことを痛感。

アニメーションの研究で修士号取得。
博士課程・単位取得満期退学。
現在、博士論文のテーマを再検討中。専門は、巨大ロボットものの予定。

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