40年近くかけて神経症性障害を乗り越えたものの、母親の介護で大変な日々の思いを発信しています。アニメの研究による博士号取得は、しばらくお休み。

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お粗末すぎる「ベスト・アニメ100」

過去の記事「「ベスト・アニソン100」の結果が発表されたけど…」(https://blogs.yahoo.co.jp/chp31240/65662059.html) において、NHKの「ニッポンアニメ100」の企画に言及した。
その企画の目玉である「ベスト・アニメ100」の投票結果が発表された。

1位:TIGER & BUNNY
2位:劇場版 TIGER & BUNNY The Rising
3位:魔法少女まどか☆マギカ
4位:ラブライブ! (TVアニメ1期)
5位:ラブライブ! (TVアニメ2期)
6位:劇場版 TIGER & BUNNY The Beginning
7位:コードギアス 反逆のルルーシュ
8位:カードキャプターさくら
9位:ラブライブ! The School Idol Movie
10位:おそ松さん

*結果の詳細は、以下を参照のこと。
http://www.nhk.or.jp/anime/anime100/ani_report/index.html

「ベスト・アニソン100」に関する記事では、以下のような批判を記した。

「Web投票オンリーであり、投票を、大々的に募集していたようでもない……」
「投票総数がどの程度であり、集計方法や得票数も明示されないランキングに、どれほどの信頼が置けるのかには、大いに疑問がある。
結果から推測するに、若い世代の投票が、圧倒的に多かったのではないか、投票者の年齢層が偏っているのではないか」

これと全く同じことが、本企画についても言える。
そして、ごく一部のマニアしか知らないであろう短編作品が、総合:38位・男性:13位にランクインしていることなどから、結果の公正性についても、疑問を抱かざるを得ない。

「ベスト・アニソン100」に関する記事で述べたことを、もう一度繰り返す。

公共放送であるNHKが、日本アニメの100周年を記念して、大々的に行ったものとしては、あまりにもお粗末すぎる。

民放が、2時間枠のスペシャル番組で行うランキング企画の方が、投票数や集計方法が明示されているだけ、マシである。
民放番組のランキング企画は、「当該局の作品が優遇されがちである」等の問題点が認められるにせよ、これよりはまだ、妥当な結果が出ていると言える。

あらためて言う。これのどこが、ニッポンアニメのベスト100なのだ。お粗末にすぎる。

念のために言っておく。これは、「自分の好きな作品がランクインしていない」等といった不満とは、別次元の問題だ。
日本アニメーション学会に所属し、日本のアニメに関する学術的な研究を行っている者のはしくれとして、日本のアニメ史を(可能な限り客観的に)考察したうえでの感想である。
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C

omment

No title
> min*_*lue*200さん
総合244位に、1979年版の『009』発見。
『009』としては、一番上ですね。

日本人は、何か、ランキングが好きみたいですから。
テレビのバラエティー番組とか。どこぞのゲームサイトのイベントとか(笑)。

この企画。せめて、テレビと映画(劇場版)・OVAを、分けるべきだったと思います。
あと、「一作品に対して一人一票」は守られていたのか?ですね。

ハナさん* URL | 2017/05/04 21:05 [ 編集 ]

No title
> min*_*lue*200さん
そもそも、こうした企画を、人気投票のみで行うというのが、いかがなものかと。
映画賞の類だと、いわゆる専門家・識者の投票等で選出する本賞と、一般の投票を募って選ばれるファン賞が、併設されたりしています。
そして、両者の結果にはかなりの違いがある。
もちろん「『専門家』の投票・選考で決める」のにも、様々な問題はあるわけですが。
ファン投票だけでは、どうしても各種の偏りが出てしまいますよね。

毎日映画コンクールの一環として始まった、TSUTAYA映画ファン賞だと、「Tカード1枚当たり1票」の制限があるので、もちろん複アカはあるにせよ、少しは、一人一票に近いことが可能になっているのかも。

ハナさん* URL | 2017/05/07 02:31 [ 編集 ]

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| 2019/12/09 02:36 [ 編集 ]


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ハナさん*

Author:ハナさん*
2019.5.26付けで、Yahoo!ブログから移行してきました。
上記日付より前の記事は、Yahoo!ブログで書かれたものです。

移行から2年経過したのを機に、ブログタイトルを変更いたしました。
あわせて、紹介文も更新。

*代用ゲストブックあり
「カテゴリ」からどうぞ

〔ブログ紹介文〕
誰もが、たやすく発信者となれるネット時代。

文章で社会改革ができると思い込んでいたのは、若さゆえの過ちにすぎない。
けれど。
それでもまだ私は、文章を公表することは、無意味ではないと信じたい。

私がここに記すのは、単なるつぶやきの類いではない。
社会に向かって訴えたいこと、公表する意味があると思えることのみだ。
若い頃のように気負い込んで、大声で叫ぶことはできないけれど。

病気ではなく、障害でもなくても。諸々と生きづらい、おひとりさま介護の日々においても、光を求めて!

〔自己紹介〕
高校1年で発症した神経症性障害(身体表現性障害[身体症状症]その他)を、40年近くかけて乗り越える。
校正者として、非正規雇用勤続30年。数年前から校閲の仕事も行う。

1990年代、森田療法の研究で学士号取得後、カール・ロジャーズの直弟子が講師であるカウンセラー養成講座で単位取得。
地元の民間心理相談機関でセラピストのインターンとなり、各種心理療法を学修するが、自分は援助職には向いていないことを痛感。

アニメーションの研究で修士号取得。
博士課程・単位取得満期退学。
現在、博士論文のテーマを再検討中。専門は、巨大ロボットものの予定。

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