40年近くかけて神経症性障害を乗り越えたものの、母親の介護で大変な日々の思いを発信しています。アニメの研究による博士号取得は、しばらくお休み。

Prev  «  [ 2023/11 ]   1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  15  16  17  18  19  20  21  22  23  24  25  26  27  28  29  30  » Next
最新の記事(全記事表示付き) *frame*
フリーエリア2
最近のコメント(コンパクト)
データ取得中...
カテゴリ
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

リンク
月別アーカイブ

心に響いた方は、支援をお願いします

先日、「大阪大学から、感謝状をもらってしまった」(https://flowerhill873.blog.fc2.com/blog-entry-430.html)等の記事で触れた、大阪大学のクラウドファンディングで、新たなプロジェクトがスタートしている。

「大阪大学×READYFOR」
「新型コロナ:入院中の赤ちゃんと24時間会えるシステム構築を!」
https://readyfor.jp/projects/handai-kodomo

**********
大阪大学医学部附属病院では、コロナ禍による厳しい面会制限によって、生まれてから一度も赤ちゃんに会うことのできないご両親のために、また家族と僅かな時間しか会えない小児病棟入院中のお子さんのために、24時間、どこからでもオンライン面会ができるシステムを構築することを目指し……クラウドファンディングを9月14日(月)から開始します。

第一目標「生まれてきた赤ちゃんの映像と声を届けるシステムの構築」
生まれてきた赤ちゃんに会うことのできないお父さん・お母さん、ごきょうだいのために、24時間、赤ちゃんの映像と声を届けるシステムの構築を行います。……(必要金額1,000万円)

第二目標「長期入院中の小児患者と家族をつなげるシステムへの発展」
小児医療センターに入院中のこどもたちを自宅の家族とつなげ、いつでも会話ができるシステムへの発展を目指します。……(必要金額2,000万円)

第三目標「成人のコロナ感染症患者への応用」
成人のコロナ感染症患者への応用へと進みます。最近、認知症を患った高齢の患者さんが、面会制限により症状が悪化し、配偶者の顔すら思い出せなくなったという悲しい報道が見られます。(必要金額3,000万)
http://www.med.osaka-u.ac.jp/archives/23258
**********

私個人は、このプロジェクトには、全くが動かなかった。
赤ちゃんとか子どもといったものには、これっぽちもポジティブな感情を抱けず、自分がそんなものを持つくらいなら、死んだ方がマシだと感じてしまうほどであるから。
また、自分が虚弱児施設に入所していた際、家族に会いたいなどとは、全く思いもしなかったのであるから。
「面会制限のため、わが子に、家族に会えなくて辛い」などというのは、全くよその世界の話としか思えなかったのである。

だが、校閲の仕事の必要性から、このプロジェクトの説明文を読んで、少し考えが変わった。

**********
赤ちゃんは、ご両親に抱っこされ、ご兄弟に笑顔を向けられることで、たいせつな家族の1人となっていきます。また赤ちゃんを抱っこすることで、ご両親の中に豊かな愛情が湧き出してきます。

家族みんながNICUに集まり、赤ちゃんといっしょに過ごしていただくことで……豊かな愛着形成の場ができあがる……


出生後早期は母子の愛着形成を促すとても大切な時期です。


私たちは、出産後まもないあるお母さんにせめて赤ちゃんの姿を感じていただこうと、カメラに収めた映像を見ていただきました。

新型コロナウイルス感染症を疑われ、ずっとNICUの赤ちゃんに会えずにいたこのお母さんに、

「ああ、自分は本当にこの子を産んだんだな、と初めて実感することができました」

から喜んでいただくことができました。

https://readyfor.jp/projects/handai-kodomo
**********

このコロナ禍での面会制限は、愛着形成を阻害し、愛着障害を生む危険性がある。そう思ったら、無視するわけにはいかないと思えたのである。

また、小児医療センターに入院中の子どもに関しても、同様である。

**********
小児医療センターに入院中の子どもたちは、……週末に家族が会いに来てくれることを大きな楽しみにして待っています。私たちもできるだけ家族といっしょに過ごしていただこうと努力しています。家族と会うことで気持ちが落ち着き、病気と向き合うが養われるからです。

本来、おうちで目いっぱいの愛情を注がれているはずの子どもたちにとって、家族と会える時間は大切な治療法のひとつなのです。

https://readyfor.jp/projects/handai-kodomo
**********

まともな家族関係を持てている子どもにとっては、家族との面会というのは、とても大事なことであるのだと。

とはいえ私自身は、このプロジェクトのために身銭を切ろうとは思わない。このプロジェクトの重要性を、頭でしか理解できないからだ。

前回のフェイスシールドのプロジェクトや、NPO法人・OVAの活動
https://flowerhill873.blog.fc2.com/blog-category-19.html
のように、「これは!」と、に響かないからだ。

それでも。このプロジェクトの趣旨に賛同できる方、共感できる方には、支援を促してみたい。
そう思ったので、こうして記事にしてみる次第である。

関連記事

テーマ : 寄付・ドネーション
ジャンル : 福祉・ボランティア

Tag : NPO  校閲    支援 

C

omment


T

rackback

この記事のトラックバックURL

https://flowerhill873.blog.fc2.com/tb.php/438-598314a0


プロフィール

ハナさん*

Author:ハナさん*
2019.5.26付けで、Yahoo!ブログから移行してきました。
上記日付より前の記事は、Yahoo!ブログで書かれたものです。

移行から2年経過したのを機に、ブログタイトルを変更いたしました。
あわせて、紹介文も更新。

*代用ゲストブックあり
「カテゴリ」からどうぞ

〔ブログ紹介文〕
誰もが、たやすく発信者となれるネット時代。

文章で社会改革ができると思い込んでいたのは、若さゆえの過ちにすぎない。
けれど。
それでもまだ私は、文章を公表することは、無意味ではないと信じたい。

私がここに記すのは、単なるつぶやきの類いではない。
社会に向かって訴えたいこと、公表する意味があると思えることのみだ。
若い頃のように気負い込んで、大声で叫ぶことはできないけれど。

病気ではなく、障害でもなくても。諸々と生きづらい、おひとりさま介護の日々においても、光を求めて!

〔自己紹介〕
高校1年で発症した神経症性障害(身体表現性障害[身体症状症]その他)を、40年近くかけて乗り越える。
校正者として、非正規雇用勤続30年。数年前から校閲の仕事も行う。

1990年代、森田療法の研究で学士号取得後、カール・ロジャーズの直弟子が講師であるカウンセラー養成講座で単位取得。
地元の民間心理相談機関でセラピストのインターンとなり、各種心理療法を学修するが、自分は援助職には向いていないことを痛感。

アニメーションの研究で修士号取得。
博士課程・単位取得満期退学。
現在、博士論文のテーマを再検討中。専門は、巨大ロボットものの予定。

アクセスカウンター
フリーエリア
最新記事
Tree-Comment
検索フォーム
RSSリンクの表示
QRコード
QR