40年近くかけて神経症性障害を乗り越えたものの、母親の介護で大変な日々の思いを発信しています。アニメの研究による博士号取得は、しばらくお休み。

Prev  «  [ 2024/02 ]   1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  15  16  17  18  19  20  21  22  23  24  25  26  27  28  29  » Next
最新の記事(全記事表示付き) *frame*
フリーエリア2
最近のコメント(コンパクト)
データ取得中...
カテゴリ
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

リンク
月別アーカイブ

大阪大学から、感謝状をもらってしまった─クラウドファンディングの可能性


 大阪大学から届いた感謝状
先日仕事から帰ってきたら、大阪大学から大きな封筒が届いていた。

「何だろう?」と思って開封してみたら、6月に行ったクラウドファンディングへの寄付
(「3000円でできる社会貢献」
https://flowerhill873.blog.fc2.com/blog-entry-397.html
に記した、大阪大学公式プロジェクト「新型コロナ:命を守るフルフェイスシールドをいち早く医療現場へ」)
に対する感謝状(A4判)と活動報告書、領収証(所得税の寄付金控除に使用)が入っていた。



そういえば、クラウドファンディングのリターンには「感謝状の送付」ということが掲げられていた。見返りを求めての行為ではなかったので、そんなことは忘れていたのである。

たかだか3000円の寄付をしただけなのに、こんな立派な感謝状をもらってしまっては、恐縮してしまう。

だがあらためて、感謝状の文面やプロジェクトの活動報告書を見ると、自分はよい事業に少しでも参与できたのだということを、再認識した。

フェイスシールドが配送された医療機関一覧(300施設)の中には、長野県内の病院も幾つか含まれていた。全国の感染症指定医療機関や中小医療機関に連絡を取り、フェイスシールドが不足している所に、ピンポイントで配送したのである。

一個人がボランティアで、フェイスシールドをたくさん作り、近くの病院に寄贈したけれど、実はその機関では、フェイスシールドは十分に足りていた……などという、善意のミスマッチは起こっていない。不足しているものを量産して、足りなくて困っている所にいち早く届けるという目的は、達成されたのだと思われる。

 産学+民共同・共創の試み
ところで、私が本プロジェクトに寄付をしようと思ったのは、プロジェクトの代表者であり、この「3Dプリンターとクリアファイルを使って簡単に作れるフェイスシールド」の開発者である中島清一医師が、以下のようなビジョンをもっていることを知ったからだった。

**********
本プロジェクトは、真の産学連携、真の社会実装、真のイノベーションを支援していただくものであり、これからの大学、研究者がいろんな人たちと力を合わせて大きな課題を解決していく「成功事例」を産み出してくれるものと確信しています。

本プロジェクトが成就され、量産されたフレームが医療現場に届き始めたとき、世の中の人たちの間で、同様の取り組みが同時多発的に起こってくることを期待しています。

本プロジェクトを通して得られた新しい成功体験は、これからも必ずやってくる新型感染症のような災厄に打ち勝つためにきっと役立つものと信じております。
https://readyfor.jp/projects/handaifull-faceshield
**********

ただ単に、新型コロナの感染対策に必要な医療物資が不足しているという、目の前にある問題を解決しようということにとどまらず、もっと先を見据えた上での活動なのだと。

元々私は、仕事で大阪大学学長の講演録を校閲した際に、大阪大学は産学共同(共創)というものに積極的であり、感謝状にもある「知の協奏と共創」ということを理念に掲げていると知り、大阪大学に好感を抱いていた。

そして、今回のクラウドファンディングという形式は、産と学に加え、民(一個人)が参与・協力・共同できるあり方なのだと思ったからこそ、このプロジェクトに寄付したのである。

そして、その考えは間違っていなかったのだと思える。
報告書にあった、中島医師の言葉、
***********
本プロジェクトは、弱者救済のための「慈善事業」としてではなく、皆で力をあわせて医療制度を守るという「共同事業」として、ひろく共感いただけた……
************
を読むと、このプロジェクトは、そうした産と学と民との共同事業として、一定の成果を挙げられたのだと感じる。

このプロジェクトに関する報告が、国立研究開発法人科学技術振興機構が編集・発行する「産学官連携ジャーナル(8月号)」に掲載された。そこでは、以下のようにまとめられている。

************
このクラウドファンディングは当初目標額の700%を超える支援金を得て成就し、同支援金を資金として、5〜6月に4工場で計20万個のフレームを生産。同じく支援金で購入した60万枚のシールド材とともに、全国300超の医療機関へ無償で配送された。産学連携、あるいは大学のアウトリーチ活動として、類のない成功事例となった。

「医療用フェイスシールドの緊急開発 アイデアから実装まで」
https://www.jst.go.jp/tt/journal/journal_contents/2020/08/2008-02_article.html
************

産業界と大学との共創に、一般庶民・一個人も、自身の資力に応じて参与・協力できる、クラウドファンディングという形式。なかなか、よいものではないか。
人と関わることが苦手な私のような者にとっては、社会貢献のあり方として、いわゆるボランティア活動よりも、性に合っているかもしれない。
これからも、折に触れて「これは!」と思えたプロジェクトには、協力してゆきたいと思う。

関連記事

テーマ : 寄付・ドネーション
ジャンル : 福祉・ボランティア

Tag : 校閲  支援 

C

omment


T

rackback

この記事のトラックバックURL

https://flowerhill873.blog.fc2.com/tb.php/430-103b5fa9


プロフィール

ハナさん*

Author:ハナさん*
2019.5.26付けで、Yahoo!ブログから移行してきました。
上記日付より前の記事は、Yahoo!ブログで書かれたものです。

移行から2年経過したのを機に、ブログタイトルを変更いたしました。
あわせて、紹介文も更新。

*代用ゲストブックあり
「カテゴリ」からどうぞ

〔ブログ紹介文〕
誰もが、たやすく発信者となれるネット時代。

文章で社会改革ができると思い込んでいたのは、若さゆえの過ちにすぎない。
けれど。
それでもまだ私は、文章を公表することは、無意味ではないと信じたい。

私がここに記すのは、単なるつぶやきの類いではない。
社会に向かって訴えたいこと、公表する意味があると思えることのみだ。
若い頃のように気負い込んで、大声で叫ぶことはできないけれど。

病気ではなく、障害でもなくても。諸々と生きづらい、おひとりさま介護の日々においても、光を求めて!

〔自己紹介〕
高校1年で発症した神経症性障害(身体表現性障害[身体症状症]その他)を、40年近くかけて乗り越える。
校正者として、非正規雇用勤続30年。数年前から校閲の仕事も行う。

1990年代、森田療法の研究で学士号取得後、カール・ロジャーズの直弟子が講師であるカウンセラー養成講座で単位取得。
地元の民間心理相談機関でセラピストのインターンとなり、各種心理療法を学修するが、自分は援助職には向いていないことを痛感。

アニメーションの研究で修士号取得。
博士課程・単位取得満期退学。
現在、博士論文のテーマを再検討中。専門は、巨大ロボットものの予定。

アクセスカウンター
フリーエリア
最新記事
Tree-Comment
検索フォーム
RSSリンクの表示
QRコード
QR