08.15
今度は、ムクゲの花を食してみました
地味に人気がある、「庭に生えている○○を食してみた」シリーズ。
今回は草花ではなく、庭にいつの間にか生えてきていて、もう2メートル以上に育っている、ムクゲの木の花である。
花を摘み取って水洗いすると、こんな感じ。
食べ方をネットで探してみると、生のままで酢の物やサラダにするレシピも見つかったが、それはちょっと……なので。
こちらの記事
「ムクゲの試食」
https://arbos.typepad.jp/non_tanto/2013/08/page/3/
を参考に、湯がいて使うことにした。
おしべ・めしべとガクを取り、花びらをバラバラにしてから、湯がいて水にさらし、水を切ったものが、こちら。
花びらのピンク色が、根元の方を除いて抜け、白くなっている。
これを、市販の紅白なますと混ぜてみたら、こんな感じになった。
紫色の目立つものが、ムクゲの花びらである。
なますのつけ汁をたっぷりとしみ込ませたら、味つけは、それで十分な感じなので、そのまま食してみた。
花びらそれ自体には、特に味はない。上の記事で言われているようなヌルヌル感も、ほとんどない。クセがなくて、あっさりしている。
強いて言うならば、とても薄く桂剥きしたダイコンに近い感じだろうか。なので、気をつけていないと、なますのダイコンと、区別がつかないくらいだ。食用の花びらということでは、菊花の酢漬けに近い感はあるかもしれない。
根元部分の紫色がきれいなので、酢の物に彩りとして、プラスアルファで混ぜてみるのは、よいかもしれないと思う。花びらを食するというのは、それだけで、何となく贅沢な気分になれるものであるから。
こうした些細な楽しみでも、病病介護が大変な日々の中の、わずかな息抜きにはなるわけである。
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