40年近くかけて神経症性障害を乗り越えたものの、母親の介護で大変な日々の思いを発信しています。アニメの研究による博士号取得は、しばらくお休み。

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母の誕生日を祝いたい

3月中旬に、母の 8X 回目の誕生日があった。

私は、幼い子どもの頃はともかく、大きくなってからは、母の誕生日を、おめでたいと思ったことはなかった。

勤めるようになってからは、母の誕生日に、何かしらのプレゼントをしてはいた。
だがそれは、「娘としての義務」を果たすためでしかなかった。母の誕生日を、本気で祝ってはいなかったのである。
生きていれば、誕生日が来るのは当然のことである。そして、とりあえず何事もなければ、人は死なないものである。

そしてさらに。
私にとって、母親の存在は重荷であり、枷でしかなかった。「早く、〇んでくれないかな」と思ってしまった回数も、はっきり言って、十指に余るほどである。

だが。そんな私であっても、今年の誕生日は、本気でおめでたいと思い、本心から祝いたいと思った。

なぜなら、昨年の今頃は、母が次の誕生日を迎えられるのかどうか、危ぶまれる状況であったからだ。
その頃は、胃に認められる腫瘍が、がんなのか悪性リンパ腫なのかが確定されず、ステージも不明の状態で、検査を繰り返す毎日であった。

ようやく、悪性リンパ腫・ステージ2と診断され、治療計画がたてられてからも、不安な日々は続いた。
悪性リンパ腫の完全治癒率・5年生存率は、ステージ2であっても、かなり高く、70-90%だと言われる。
だが、確率はしょせん確率でしかない。99%の治癒率でも、残りの1%にあたらないとは、言い切れないのである。

そしてさらに、症状が急激に悪化したため、決断せざるを得なかった、脊柱管狭窄症の手術。
80代の高齢者にとって、全身麻酔による手術のリスクは、かなり高いものだった。

結局、リンパ腫の治療は奏効し、手術も無事に終わった。今はとりあえず、リンパ腫再発の兆しもない。
そんな、今この時において、この1年を振り返ると、「よくもまあ、大過なく済んだものだ」と思う。
心配されたようなことは起こらず、無事に、次の誕生日を迎えられたのは、本当に、おめでたいことだと感じる。

だから。今年の母の誕生日は、本気で祝いたいと思った。特に、高価なプレゼントをしたわけではないが、本心から、お祝いをした。

少なくとも、今は、母に長生きしてほしいと思う。
怒り発作を連発するような、日々の暮らしにおいては、これからもまた、「早く、〇んで…」と、思ってしまうであろうが。

「長生きしてほしい」と思うのには、「母が生きていれば、その分の年金が入る」という、経済的な打算もあるだろう。
「よい娘をやりたい」という思いも、あると思う。
「よい話に仕上げて、読者に支持される記事を書きたい」という思いが介在していることも、確かである。

けれど、そうしたこととは別に、純粋な思いとして、母の誕生日を祝い、長生きを願ったことも、偽りのない真実である。
何というか、ようやく、母と親子になれつつあるのかもしれないと、感じている。

父とは、そうしたことができないうちに、死に別れてしまった。
だが母とは、何とか親子になれるのかもしれない、間に合うかもしれないと、思っているのである。
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テーマ : 医療・病気・治療
ジャンル : 心と身体

Tag : 悪性リンパ腫  脊柱管狭窄症 

C

omment

No title
おはようございます🌼
何とも嘘のない記事で、清々しいです。

介護をされている方は終わった後に何年も否、それよりも長く
「もっとこうしてあげられたら良かった」
と思うと良く聞かせて貰うことがあります。
けれど現実は辛く、向き合っている今はいつまで続くのか…と思うのは当たり前かと思います。

だからしっかりとその気持ちを含めた黒い感情を公な場に晒せていらっしゃること、同時にお母様の命の危機を通して長寿を願い誕生日をお祝いできる喜びを綴られていらっしゃることが
私も何だか嬉しいです。

上手く気持ちをお伝えできない
自分の文章力の無さに泣けます…

何はともあれ、ハナ*さんのお母様
お誕生おめでとうございます✨

* URL | 2017/03/26 07:52 [ 編集 ]

No title
こんばんわ(*´꒳`*)

本音だと思います。

よく分かりますよ。

私の祖母は、痴呆で施設に入れ、97歳の人生を全うしました。

一方、母は、アルコールでおかしくなりかけ、足も弱り、私とケンカ三昧。

でも、買物だけは連れてってあげ、喜んでくれました。

転職を繰り返したことと、これらが重なり、結婚も出来ず今日まで来ましたが、仕方ありません。

遺憾なのは、私が暴行して母が亡くなったと冤罪になってしまい、私の歯車は狂いました。

しかし、無駄なことはなかったと、辛かったことも、少しだけ思えるようになって来ました。

偉そうに言えませんが、自分の出来る範囲でいいのです。

han URL | 2017/03/26 18:40 [ 編集 ]

No title
遅くなりましたが、お母様、お誕生日おめでとうございます!

親子だからこその葛藤は、カタチや大きさは異なれど、どの家庭にも あるものですよ(#^.^#)
あまりご自分に厳しくなり過ぎず、今までがあっても、お母様を心からお祝いされたい日が迎えられた、この日の ご自分を褒めて差し上げてくださいね(⌒▽⌒)V

イリューシン URL | 2017/04/01 20:30 [ 編集 ]

No title
遅すぎですが、
お母様~お誕生日、おめでとうございます!

ひよこ URL | 2017/04/02 21:54 [ 編集 ]

No title
遅くなりましたが、ハナさんのお母さんお誕生日おめでとうございます

私ですよ。 URL | 2017/04/09 14:01 [ 編集 ]

No title
> min*_*lue*200さん
今さらですが…。
記念すべき、通算200件目のコメント、ありがとうございます。
(100件目のコメントは、自分が書いたリコメでした。実際、100件、200件といっても、半分近くは、自分のリコメであるわけです。それでもまぁ、相当な数であることに違いはないので。)

「街」だったら、記念に何かをお贈りするのですが、ここでは、そうもゆきませんね。

おっしゃるとおり、親への思いというものは、あれもこれもそれも、全て真実なのでしょう。
たとえそれが、互いに矛盾するものであったとしても。
少なくとも、自身のそうした矛盾を受容できるくらいには、大人であるようです。

ハナさん* URL | 2017/04/16 20:31 [ 編集 ]

No title
> ムーミンママンさん
遅くなりすぎてしまいましたが、コメント、ありがとうございました。
やや、露悪的な感じの記事を、清々しいと言っていただけて、何か、安心しました。
お気持ちは、たぶん、十分に伝わってきておりますよ。

ハナさん* URL | 2017/04/16 20:37 [ 編集 ]

No title
> hanさん
返信が、たいへん遅くなってしまい、申し訳ありません。
何というか、壮絶な体験をなされたのですね。
そのように考えられるようになるまでには、非常に、辛い思いをされたことでしょう。
どんな体験も、いずれは、肯定的に捉えられる日が来るということですね。

ハナさん* URL | 2017/04/16 20:44 [ 編集 ]

No title
> イリューシンさん
> ひよこさん
> 私ですよ。さん

まとめてで、すみません。
お祝いの書き込み、どうもありがとうございました。
「街」でも交流のあるお二人は、ご自身も、お母さまとのことで、大変なのですものね。

ハナさん* URL | 2017/04/16 20:51 [ 編集 ]

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| 2019/12/09 01:57 [ 編集 ]


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rackback

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プロフィール

ハナさん*

Author:ハナさん*
2019.5.26付けで、Yahoo!ブログから移行してきました。
上記日付より前の記事は、Yahoo!ブログで書かれたものです。

移行から2年経過したのを機に、ブログタイトルを変更いたしました。
あわせて、紹介文も更新。

*代用ゲストブックあり
「カテゴリ」からどうぞ

〔ブログ紹介文〕
誰もが、たやすく発信者となれるネット時代。

文章で社会改革ができると思い込んでいたのは、若さゆえの過ちにすぎない。
けれど。
それでもまだ私は、文章を公表することは、無意味ではないと信じたい。

私がここに記すのは、単なるつぶやきの類いではない。
社会に向かって訴えたいこと、公表する意味があると思えることのみだ。
若い頃のように気負い込んで、大声で叫ぶことはできないけれど。

病気ではなく、障害でもなくても。諸々と生きづらい、おひとりさま介護の日々においても、光を求めて!

〔自己紹介〕
高校1年で発症した神経症性障害(身体表現性障害[身体症状症]その他)を、40年近くかけて乗り越える。
校正者として、非正規雇用勤続30年。数年前から校閲の仕事も行う。

1990年代、森田療法の研究で学士号取得後、カール・ロジャーズの直弟子が講師であるカウンセラー養成講座で単位取得。
地元の民間心理相談機関でセラピストのインターンとなり、各種心理療法を学修するが、自分は援助職には向いていないことを痛感。

アニメーションの研究で修士号取得。
博士課程・単位取得満期退学。
現在、博士論文のテーマを再検討中。専門は、巨大ロボットものの予定。

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