07.19
病病介護短歌:今もまだ我しかできぬ事なれば……
今もまだ我しかできぬ事なれば
ただひたすらにこなしゆくのみ
*昨年の夏、
我にしかできない仕事背負えるは
やり甲斐なれど負担果てなし
と、詠った。
https://flowerhill873.blog.fc2.com/blog-entry-235.html
日付を見れば、7月の第3週とある。昨年の、ちょうど今頃である。
それから1年、校閲の仕事をこなせるのは、社内に私一人しかいないという状況は、全く変化していない。
機会をとらえて、「何かあった時のために……」と、代替要員の育成を具申しているのだが、いっこうに実現しないのだ。
ここ1カ月余は、3つの大きな仕事が重なり、本当に大変で、負担が大きい毎日が続いている。
これとそれは明日の10時までで、あれは明日の16時まで。で、そちらの論文2本は、明後日の夕方まで。そうこうしているうちに、また来たこれは、明後日の10時まで。こんなにいっぱい、誰がやるの?……って、私しかいないよね。
と、正に、「やるしかないんだ」の世界である。
ひとつの仕事を終えてから、次の仕事に取りかかれるわけではなく、幾つもの仕事を並行してこなさなくてはならないから、時間の配分が難しい。ゲラ刷りの入った袋(出版元、納期ごとに袋に入れて処理する)が、10袋近くも机に積み重なってしまうと、さすがに頭がこんがらがってくる。
ただまぁ、これだけ多くの仕事を並行してこなせるということから、一時期強く出ていた隠れASD疑惑は、払拭されたと言ってよいだろう。
一時期は、心身のコンディションがかなり悪化してしまっていたので、仕事の質を維持することも困難だった。
そんな時に、大量の仕事をこなさなければならないのは、本当に、大変だった。だが、一番の難所は、どうにか乗り越えたようだ。
とにかく今は社会人として、自分の仕事を十全にこなすことを優先したい。
たとえ非正規雇用であったとしても、一番のお得意さま出版社から、プロフェッショナルと認めてもらえた(お得意さまは、私が非正規だとはご存じないだろうが)のであるから。
プロとしての誇りをもって、責任を果たしたいのである。
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