06.21
今度は、桑の木の新芽を食してみた件
もはや恒例となった(?)、「野草の○○を食してみた」シリーズ。今回は、桑の木の新芽である。
10年ほど前から、庭や元家庭菜園のあちこちに、桑の木が6本ほど生えてきて、かなり大きく育ってしまっている。
何で、こんなものが生えてきたのか、不思議に思っていたら、元家庭菜園の場所は、昔は本家の桑畑であったのだという。農家であった本家は、かつて養蚕をしており、わが家が建っているところで蚕を飼っていたのだそうだ。
そんな関係で、一度は取り払われてしまった桑の木が、復活したのだろう。
桑の木は、本当に生命力旺盛である。邪魔だからと、枝を切っても切っても、すぐに枝が伸びてくる。葉が生えてくる。
それを見ていて、ふと思った。桑の葉って、蚕だけでなく人間も食べられるのではないかと。
桑の葉茶というものは、薬草茶として、よく耳にする。桑の葉を粉末にしたものも、健康食品として売られている。けれど、手っ取り早く、生えている葉を摘んで、調理して食べることはできないのかと、ネットで調べてみた。
若い葉を天ぷらにして食べる、などという話があったが、これは少しハードルが高い。
「春はやわらかい新芽を食べてみよう!」
https://macrobiotic-daisuki.jp/recipe/kuwanoha-113725.html
ああ、これならできそうだ。
ということで。枝先の新芽、まだ緑の色が薄いところを摘んでみる。
摘んだものがこれ。まだ薄緑色で、柔らかそうだ。
そのままサラダに……する勇気はなかったので、例によって細かくちぎってスープに入れてみた。手触りは、かための青ジソに近いだろうか。
前にスイバをスープに入れてみた時
https://flowerhill873.blog.fc2.com/blog-entry-385.html
と異なり、煮込んでも、緑の鮮やかさがなくならない。
こんな風に、よい感じの青みとなっている。
味は、というと。特に味がしないというか、あっさりしている。おいしいというわけではないが、マズくもなく、クセがなくて割と食べやすい。
緑黄色野菜を補うために、汁物に入れるには最適だろう。
桑の葉(茶)の栄養成分は、こんなにスゴい!とか、こんな効果のある有用成分が含まれている、等々を謳ったサイトも少なくないが。
ほんの少量を汁物に入れて摂るくらいでは、そうした効果は望むべくもない。
だがそれでも。庭に生えていて、どんどん伸びてくるもの。そして、無農薬で安心なものを、緑黄色野菜代わりに食べるのは。
なかなか健康的で、経済的。なかなかよいことではないか。
なので、これからも、どんどん食することにしようと思う。
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