06.12
病病介護短歌:自らを苛む我[われ]がいなければ……
6/12
自らを苛む我[われ]がいなければ
この世の中はかくもやさしき
*自分こそが、最も自分を責め苛む存在であり、自分の一番の断罪者であるような、全ての同類の方に捧ぐ。
(人というものは、誰もが、最も自分に甘いものであるとか、自分は自分の一番の弁護人であると信じている人。自分で自分を責め苛み続けるあり方が理解できず、決して自分を許せない者の存在を信じることもできないような、おめでたい方に用はない。)
6/11
しなければならないことが何もなく
早く眠れる夜の幸せ
*とても疲れたから、どうしようもなく眠いからといって、早々に寝てしまうことができる夜。
早く寝てしまうことを、誰にも責められない。自分がそうすることを、自分に許すことができる。そのような夜の、何と幸せなことか。
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