40年近くかけて神経症性障害を乗り越えたものの、母親の介護で大変な日々の思いを発信しています。アニメの研究による博士号取得は、しばらくお休み。

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園芸療法ではないけれど……

この土日も、庭や花壇・元家庭菜園の草取りや庭木の手入れに精を出していた。

草取りをがんばったおかげで、雑草に負けることなく咲き乱れたマーガレットは、こんな風に、咲くスペースをどんどん広げている。


こうやって草取りに精を出していると、何というか、心身の状態がよくなっていく感じがする。軽い頭痛がするなど、少し体調が悪い時でも、体を動かしはじめると、不調はどこかにいってしまうことが多い。

草取りという作業は私にとって、軽い運動というよりは、もう少しハードなものである。そうしたややキツい運動をすることは、かなり疲れるけれど、運動不足の解消にはもってこいである。
さらに草取りには、ただ単に運動・作業をするということの他にも、心身に対するよい影響・効果があるように感じる。

そういえば世の中には、園芸療法というものがあり、介護やリハビリの施設で取り入れられたりしていたな、と思った。
そこで、CiNii Articles(国立情報学研究所の学術論文検索システム)を使い、園芸療法に関する論文を探し、全文を無料で読める論文を、ダウンロードして読んでみた。

無料で読めるものだけなので、偏っていたり古いことは否めないが、それでも園芸療法のアウトラインを知ることはできた。

東方和子「園芸療法─植物との穏やかな関係が与えるもの」恵泉女学園大学園芸文化研究所『園芸文化』7(2010年)では、園芸療法の効能として、自信回復(自己効力感の向上)の機会となることや身体機能を賦活する機会となること、等を挙げている。

長尾譲治・武山梅乗「園芸療法─その治療論的視点と地域論的視点─」駒澤大学文学部社会学科研究室『駒澤社会学研究』32(2000年)では、認知面・感情面・行動面での園芸療法の効果が検討されている。植物と能動的に関わる園芸療法は、その他の作業療法に比べ、様々な点でより効果的であると結論づけられているのである。

また同論文は、ヘルマン・ヘッセが「土と植物を相手にする仕事は、瞑想するのと同じように魂を解放させてくれる」と述べていることに言及しているのだが、実は私も、似たようなことを考えていた。
一心不乱に草取りをしている時には、いわゆる「三昧」のような、雑念がなく対象に没頭している状態─瞑想や行によって至ることが多い境地─に近いものになると感じるのである。

また、他の複数の論文でも、花や緑に触れることによって五感が刺激され、ストレスの緩和やリラックス、いわゆる癒しの効果が得られるとされている。

私は、好き勝手に草取りをしているだけで、キチンとした指導のもとで、治療法としての園芸療法を行っているわけではない。
けれど確かに、園芸療法を行うのに近い効果は、得られているように感じるのである。

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テーマ : 医療・病気・治療
ジャンル : 心と身体

Tag : 草取り 

C

omment


大変だったのだと思いますが、その甲斐あって、マーガレットが綺麗に咲いておりますね。

園芸療法という言葉も三昧という言葉も知らなかったので、知れたことが嬉しくなりましたし、こうしてこの情報を公開して下さったことで、私も頑張ろうと思えましたね。

後、随時更新している記事の玉ねぎの話もとても参考になりました。

八手3 URL | 2020/06/15 18:34 [ 編集 ]

Re: 八手3さん
コメント、ありがとうございます。

> 園芸療法という言葉も三昧という言葉も……

園芸療法は、介護施設とかで、取り入れられはじめているようですね。園芸療法士の資格は、まだ国家資格ではありませんが、介護職のスキルアップの一環として、注目されているとか。

三昧は、読書三昧とかアニメ三昧とか、はたまたプラモ三昧とかの、一般的な用法の元になった禅語ですね。一般語だと「そればかりをやりたい放題に、好きなだけ思いっきりやっている」といったニュアンスが強いですが。
でも一般的な用法でも、それに夢中になり、熱中・没頭している時には、本来の「三昧」の境地に近いものが現出しているのかもしれません。

> 随時更新している記事の玉ねぎの話もとても参考になりました。

あちらの追記も、読んでくださっているのですね。ありがとうございます。
心理療法関連の、知識ばかりは無駄にあるもので。

今は、そうした理屈としては知っていたこと、話には聞いていたことを、自分自身のこととして経験することで、確認している感じでしょうか。

ハナさん* URL | 2020/06/15 21:56 [ 編集 ]


T

rackback

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プロフィール

ハナさん*

Author:ハナさん*
2019.5.26付けで、Yahoo!ブログから移行してきました。
上記日付より前の記事は、Yahoo!ブログで書かれたものです。

移行から2年経過したのを機に、ブログタイトルを変更いたしました。
あわせて、紹介文も更新。

*代用ゲストブックあり
「カテゴリ」からどうぞ

〔ブログ紹介文〕
誰もが、たやすく発信者となれるネット時代。

文章で社会改革ができると思い込んでいたのは、若さゆえの過ちにすぎない。
けれど。
それでもまだ私は、文章を公表することは、無意味ではないと信じたい。

私がここに記すのは、単なるつぶやきの類いではない。
社会に向かって訴えたいこと、公表する意味があると思えることのみだ。
若い頃のように気負い込んで、大声で叫ぶことはできないけれど。

病気ではなく、障害でもなくても。諸々と生きづらい、おひとりさま介護の日々においても、光を求めて!

〔自己紹介〕
高校1年で発症した神経症性障害(身体表現性障害[身体症状症]その他)を、40年近くかけて乗り越える。
校正者として、非正規雇用勤続30年。数年前から校閲の仕事も行う。

1990年代、森田療法の研究で学士号取得後、カール・ロジャーズの直弟子が講師であるカウンセラー養成講座で単位取得。
地元の民間心理相談機関でセラピストのインターンとなり、各種心理療法を学修するが、自分は援助職には向いていないことを痛感。

アニメーションの研究で修士号取得。
博士課程・単位取得満期退学。
現在、博士論文のテーマを再検討中。専門は、巨大ロボットものの予定。

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