06.03
病病介護短歌:去る者は追わないまでもいつまでも……
6/3(水)
FC2ブログ開始から1年余、放置されてしまっているブログへのリンクを整理して詠める
去る者は追わないまでもいつまでも
待ち続けるは未練なりけり
5月下旬
本名(な)も知らぬ赤の他人が最善手
知ると思うは傲りなるべし
*顔も名前(本名)も知らない赤の他人、詳しい事情を何も知らず、それを聞いてみようともしない他人が、ただ1つや2つの記事を読んだだけで、当人が「自分には、この方法が一番やり易い」「これならできる」と言っているやり方を否定して、「そんなやり方ではなくて、こうした方がいい」と助言できるというのは、本当に、「たいしたもの」だ(もちろん、これは皮肉である)。
もちろん、世の中には、武道とか芸道とかスポーツなどのように、一定の型やフォームを身につけるべきものは存在する。我流で変な癖をつけてしまったのであれば、それを直さなければならないようなものが。
けれどそれは、指導する相手を前にして実地で行われるもの。あるいは、指導を受ける側から教えを乞うていくものだろう。
話を聞いてもいないうちから、わかってしまう人。会ったことすらなく、何も見ていない、詳しい状況も知らないくせに、相手にとっての最善手がわかってしまう人。
いやはや。この世の中には、そうした「超能力者」が大勢いるのだね(念のために繰り返すけれど、これは皮肉ですよ)。
ああ、でもやはり。上の型の喩えであれば。あまりにもヒドイ、どう考えても間違った我流のやり方をしていて、うまくいかずに困っている人がいたら、見るに見かねて「間違ってますよ」と教えてあげるのもアリだろう。
けれどそれだって、もしかしたら。外からは見えない・わからない障害のために、そうしたやり方をするしかないのかもしれない。正しいやり方を、知らないわけではないのかもしれない。難しいものなのである。
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