40年近くかけて神経症性障害を乗り越えたものの、母親の介護で大変な日々の思いを発信しています。アニメの研究による博士号取得は、しばらくお休み。

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麦粒腫の俗称は不適切?─この言葉狩りの時代に・その1

先日、目に麦粒腫ができた。
なんのことはない。俗に言う「ものもらい」のことである。
この俗称。現在は、市販されている目薬のパッケージにも、普通に記されている。

だが、言葉狩りが横行している現代であってみれば、いずれは、不適切な語として、使用されなくなってしまうかもしれないと思った。
少なくとも、他の俗称である「め〇〇〇」は、今はもう、アウトであろう。
(目薬メーカーが行った、俗称の分布調査〔http://jp.rohto.com/learn-more/eyecare/monomorai/〕では、もう既に、ほとんど使用されていないようであるが。)

1979年に、いわゆる「ファーストガンダム」が放送された頃には「僕、〇〇〇じゃありませんから」(第19話)は、問題なく使われていた。
だが、「再放送時には、音声が切られていた」という投稿を、時々目にする。放送局によっても対応が異なるので、一概には言えないが。
共同通信社発行の『記者ハンドブック 第13版 新聞用字用語集』(2016年)では、この語は、仏教用語としてのみ使用可能である。一般的な用法は、引用以外は「物乞い」に言い換えること、とされている(p. 492)。

現在も、ミュージカルなどで享受されているトウェインの『王子と〇〇〇』は、問題の語をひらがな表記にして、お茶を濁しているものが多い。だが、タイトルを『王子と少年』に、変更しているものもある。

タイトルに「不適切な語」を含んだ過去の名作が、リメイクや映像化、新訳等に際し、タイトル変更されたケースは、少なくない。思いつくままに挙げると…

『△△△△△の暴君』→『王と鳥』
『ノートルダムの☆☆☆男』→『ノートルダムの鐘』
『☆☆☆の仔馬』→『イワンと仔馬』

(キチンとしたレポートではないので、製作年等のデータは割愛する)

そういえば、『みなしごハッチ』も、2010年の劇場版アニメでは『みつばちハッチ』になっていた。「みなしご」や「孤児」も、そろそろ、不適切判断のグレーゾーンに、入ってきているのかもしれない。
そんなことを言い出してしまえば『家なき子』はよいのか、ということにもなる。
私は数年前に、智歯周囲炎で智歯を抜いたのだが、要するに「親知らず」のことである。
この俗称すら、考えてみたら、問題ありということになってしまう。

私個人は、過剰な言葉狩りが横行しているような現在の風潮には、あまり賛成できない。
本来の趣旨から離れ、ただ言葉のみをあげつらっているように、感じるからだ。問題のある言葉さえ使用しなければ、それで事足れりとするのでは、問題の本質的な解決にはならない。

とはいえ、放送局などが、クレームを怖れ、不適切とされやすい言葉の使用を、過度に自粛してしまう気持ちも、わからなくはない。
私自身も、多少なりとも作品を公表している身として、不要な批判は避けたいと、痛切に感じているのであるから。
(「気持ちはわかる」と言っているだけであって、放送局のその姿勢を、支持しているわけではない。)

私だって、例えば、「えっ! あなたは小学生の頃から、****病院に通っていたの?」などと言われたら、傷つく。この語は、なるべくなら、世の中で使わないでほしい。
それはやはり、こうした文脈で使われるこの語には、精神疾患(者)・障害(者)・異常(者)に対する差別─誤解や無理解・偏見等々─が、込められていると感じるからだ。
だがだからといって、『釣りキチ三平』のタイトルに、いちゃもんをつける気はない。そういうことだ。

軽い日常雑記のつもりが、随分と、地雷だらけの記事になってしまった。だが、恐れずに公開する。
自分の些細な眼病をきっかけに、常々感じていることを、問題提起として、記してみたのである。
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C

omment

No title
記事中に記したリンク先の「ものもらいMAP」によれば、長野県の50才以上男女にとっての麦粒腫の俗称・第1位は、「め〇〇〇」となっています。

私は、信州で生まれ育ちました。でも、子どもの頃から、「ものもらい」しか、耳にしなかったですけど。
まぁ、長野県は4つに分かれていて、文化はかなり異なりますからねぇ。

他の方々は、どうなのでしょうか?

ハナさん* URL | 2017/02/27 20:19 [ 編集 ]

No title
> ハナさん*さん

その節は失礼しました。。

我が家は代々転勤族なんで出自が怪しいのですが…

⚫幼少期を関東で過ごした母は『ものもらい』派
⚫幼少期を関西で過ごした私は『めばちこ』派
です。でも、まちまちですね。

* URL | 2017/03/03 09:59 [ 編集 ]

No title
あ、思いっきり単語書いてしまってすみません💦

* URL | 2017/03/03 10:03 [ 編集 ]

No title
> ムーミンママンさん
いえいえ。大丈夫ですよ。
これらは、語源からすると危ないですが、今はまだ、セーフだと思いますから。
「はちこ」は、「『目をぱちぱちする』から来ている」という説と、「はち+こ」という説があり、後者だと「はち」が、要言い換え語なわけですね。

やはり、関東と関西で、分かれるんですかね。
「ものもらい」を、ほとんど使わない地域もあるそうですが、そこで売られている目薬のパッケージは、適応症の表記、どうなっているんでしょうね。

ハナさん* URL | 2017/03/04 10:52 [ 編集 ]

No title
てへへ、スルーしてスミマセン眼科に二年半程勤めました。
雑菌の感染によるものだから「ものもらい」で何も良いのになと…
思った訳です。うつるぞって意味も含めた良い方の方がより一般的だと思ったんですが、難しいですね

猫ノ毛まるけ URL | 2017/03/04 14:54 [ 編集 ]

No title
> 猫ノ毛まるけさん
「ものもらい」という呼び方。世間では「もらってかかる」=「感染る」から、と思われているようですね。
実際は、「そうすれば治る」という、あり得ない俗信から来ているそうですが。

まぁ、普通は、そう思いますよね…。
私も、今回調べてみるまでは、そう思っていましたし。

ハナさん* URL | 2017/03/04 15:47 [ 編集 ]

No title
> ちゃきさん
コメントの制限字数は、コメント主のHNを表示する分、画面に表示されたものより少な目になっています。「残り6文字」くらいだと、文が切れてしまうのです。

日本の古典芸能の多くは、差別されてきた方々が伝えてきたきらいがありますよね。
そんなこともあって、キチンと伝承されずに絶えてしまったものもあるようです。
権力者に保護されることで生き残り、メジャーになった能や歌舞伎など以外は、今でも、そんな風に言われてしまうのですね。
伝統芸能を継承・保存すること、とても大切だと思います。私も、何かお役にたてればよいのですが…。
(伝統芸能に関して、何かを尋ねるなら、街の日記で聞くより、ここの方がまだ有効だと思います。)

おっしゃるとおりに検索したら「下難波アヤメ会」と「別府双葉会」がヒットしました。このどちらかですか?

ハナさん* URL | 2017/09/10 21:38 [ 編集 ]

No title
会は、双葉会に属する溝辺つばき会です。双葉会、人数が減ったが、無形文化財は「双葉会」で、今は人数を増やしていない。弟子のつばき会が発表会には呼ばれて一緒に活動している。内緒ね。
ようつべで全国古典万歳大会の様子が動画で出てきますので、見つかったらご覧ください。各地の万歳の話を聞くとためになりましたー。雑談で差別の歴史も。

ちゃき URL | 2017/09/12 06:29 [ 編集 ]

No title
> ちゃきさん
その時代だと、その場に居合わせた方々は、もうご存命ではないですよね。その方々の子や孫が、話を聞いている確率は…だし。
「新聞記事を見つけただけでも、立派」と、されてしまいそうな。
ものすごく有名な大名家とかなら、〇〇家文書というものが、江戸時代の分から、残っていたりもするのでしょうが。

全国の万歳には、地域差やら何やらがあって、比較考察とかしたら、おもしろそうですね。

動画を見ると、パケットが…なので、月末に見させていただきますね。

ハナさん* URL | 2017/09/12 21:31 [ 編集 ]

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| 2019/12/09 01:51 [ 編集 ]


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Author:ハナさん*
2019.5.26付けで、Yahoo!ブログから移行してきました。
上記日付より前の記事は、Yahoo!ブログで書かれたものです。

移行から2年経過したのを機に、ブログタイトルを変更いたしました。
あわせて、紹介文も更新。

*代用ゲストブックあり
「カテゴリ」からどうぞ

〔ブログ紹介文〕
誰もが、たやすく発信者となれるネット時代。

文章で社会改革ができると思い込んでいたのは、若さゆえの過ちにすぎない。
けれど。
それでもまだ私は、文章を公表することは、無意味ではないと信じたい。

私がここに記すのは、単なるつぶやきの類いではない。
社会に向かって訴えたいこと、公表する意味があると思えることのみだ。
若い頃のように気負い込んで、大声で叫ぶことはできないけれど。

病気ではなく、障害でもなくても。諸々と生きづらい、おひとりさま介護の日々においても、光を求めて!

〔自己紹介〕
高校1年で発症した神経症性障害(身体表現性障害[身体症状症]その他)を、40年近くかけて乗り越える。
校正者として、非正規雇用勤続30年。数年前から校閲の仕事も行う。

1990年代、森田療法の研究で学士号取得後、カール・ロジャーズの直弟子が講師であるカウンセラー養成講座で単位取得。
地元の民間心理相談機関でセラピストのインターンとなり、各種心理療法を学修するが、自分は援助職には向いていないことを痛感。

アニメーションの研究で修士号取得。
博士課程・単位取得満期退学。
現在、博士論文のテーマを再検討中。専門は、巨大ロボットものの予定。

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