40年近くかけて神経症性障害を乗り越えたものの、母親の介護で大変な日々の思いを発信しています。アニメの研究による博士号取得は、しばらくお休み。

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身体の病気には休養が一番の薬だと、再認識した件

3月の三連休に、カゼ(?)をひいてしまったようだ
https://flowerhill873.blog.fc2.com/blog-entry-362.html
が、よくなってきたし、新型コロナウイルス感染症ではなさそうなので、休み明けから出勤した
https://flowerhill873.blog.fc2.com/blog-entry-363.html
ものの、なかなかスッキリと治らないので、結局、年休を取得して会社を休んだ
https://flowerhill873.blog.fc2.com/blog-entry-364.html
ということを、過去記事に書いた。

そうやって充分に休養をとって、静養第一の日々を過ごしたら、かなり頑固だったカゼ(?)は、ようやくスッキリと治ってくれた。
完全に治るまで、3週間近くかかったわけである。

色々と、充分な休養のとれない日々が続き、かなり疲れがたまっていたということが、今回のカゼ(?)の誘因だろう。

本当に身体が疲れているのか、単なる心気症的な疲労感にすぎないのか。あるいは、何らかの心因によって、身体的には何の異常も存在しないのに、異常に疲れやすいという現象が、身体に生じているのか。
その区別がつかないばかりに、時々、自分の身体の実状において、かなりの無理をしてしまうことになる。その結果、無理をしすぎて、身体の病気で死にかけたこともある。

例えば、発達障害という診断を受けられたならば、「身体の病気ではなくても、普通の人と違って、異常に疲れやすい」ということの説明がつく。理由はともかく、自分はそのようであるのだから、自分に可能な範囲内で活動していけばいい、そうしていくしかないと、あきらめもつく。

だが私は、幸か不幸か、そのような診断を受けられはしないだろう。せいぜいがボーダー、グレーゾーン止まりである。
きめ細かく、ミクロとマクロの視点からの注意が必要な校正校閲の仕事を、ここまで高精度で行えている私が、ADHDのはずはない。
何をどこまでやったらよいのかに、具体的な基準はなく、曖昧きわまりない指示のもと、様々な状況を勘案し、筆者や編集者、本社の営業担当者や複数の上司の意図や思惑を推測し、忖度しまくらなくてはできない仕事を、うまくこなせている私が、ASDのわけがない。
言葉にとらわれてしまう反面、人の言葉の裏を読み、深読みをしすぎる私、他者の表情や場の空気にも敏感すぎる私、言外の意味や行間も、ちゃんと読めるどころか、変に読みすぎる私は、ASDとは似て非なるものだろう。
仕事で目にする、人文・社会・自然科学の最新の知見を、自分の専門外のことであっても、どれもとても興味深く読んでしまう私、他人の話を「自分には関係ない他人の話」として無視するのではなく、何らかの興味をもって聴けてしまう私が、ASDであるとは考えにくい。

障害という言い訳が存在しない以上、私は、「常識的に考えて、普通よりはるかに疲れやすい自分」というものと、どのように対していけばよいのか、もう少し、模索し続けなければならないだろう。

それでもとにかく。確かに無理がたたったらしく、本当の身体の病気になってしまった時は、休養を第一にしてよい。本当に体調が悪い時には、静養すべきである。
「身体の不調をそのままにして、なすべきことをなしてゆく」という治療実践をしているとはいえ、休むことこそが、今この時の「なすべきこと」である。休むことに、罪悪感を覚える必要はない。
そんな風に、思えるようになった。
この変化は、キチンとした専門家に相談でき、指導を受けられたゆえでもあるだろう。

そして、じっくりと休んだら、確かにカゼ(?)がキレイに治ったことから、身体の病気の一番の薬は、やはり休養なのだと再認識した。

(身体の病気だけでなく、精神疾患においてもそうである、という方もいるかもしれない。確かに、休養が必要な病態も少なくないであろうが。不必要な休養をさせたばかりに、治るどころか却って悪化させてしまっているケースも、決して少なくないことから、私はあえて「身体の病気」に限定するのである。)

身体の病気には、休養が一番の薬である。そんな当たり前のことも、身体症状を主訴とする精神疾患と長くつきあってきた者には、わからなくなってしまっていた。
その身体の不調は、言ってみれば気のせいなのだから、本当に身体に不調が生じているわけではないのだから、休養する必要はないどころか、休んではならない。身体が苦しくても、とにかく行動する以外に治る道はない。そんなことを、自分に言い聞かせ続けてきたから。
本当に身体に不調が生じている時も、苦しくてもがんばらなくてはと、思ってしまっていた。それとこれとは違うのだから、休んでもいいのだよと、誰にも保証してもらえず、許してもらえなかったから。
思い余って、その辺の精神科医に相談しても、私が何を尋ねようとしているのかすら、理解させることはできなかったから(森田療法の専門家でなければ、理解しろという方が無理な話ではあるのだから)。

ここに来てようやく、どれ程の費用がかかろうと構わないからと、森田療法の専門家に相談することができた。それゆえに、この、どん詰まりを突破できた。

そうした意味ではこれは、「……一大決心をして、新たな一歩を踏み出した件」
https://flowerhill873.blog.fc2.com/blog-entry-266.html
と、その続報
https://flowerhill873.blog.fc2.com/blog-entry-267.html
https://flowerhill873.blog.fc2.com/blog-entry-273.html
の、確かな成果であるのだろう。

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テーマ : 医療・病気・治療
ジャンル : 心と身体

Tag : 身体症状  精神疾患  森田療法  校正  校閲 

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プロフィール

ハナさん*

Author:ハナさん*
2019.5.26付けで、Yahoo!ブログから移行してきました。
上記日付より前の記事は、Yahoo!ブログで書かれたものです。

移行から2年経過したのを機に、ブログタイトルを変更いたしました。
あわせて、紹介文も更新。

*代用ゲストブックあり
「カテゴリ」からどうぞ

〔ブログ紹介文〕
誰もが、たやすく発信者となれるネット時代。

文章で社会改革ができると思い込んでいたのは、若さゆえの過ちにすぎない。
けれど。
それでもまだ私は、文章を公表することは、無意味ではないと信じたい。

私がここに記すのは、単なるつぶやきの類いではない。
社会に向かって訴えたいこと、公表する意味があると思えることのみだ。
若い頃のように気負い込んで、大声で叫ぶことはできないけれど。

病気ではなく、障害でもなくても。諸々と生きづらい、おひとりさま介護の日々においても、光を求めて!

〔自己紹介〕
高校1年で発症した神経症性障害(身体表現性障害[身体症状症]その他)を、40年近くかけて乗り越える。
校正者として、非正規雇用勤続30年。数年前から校閲の仕事も行う。

1990年代、森田療法の研究で学士号取得後、カール・ロジャーズの直弟子が講師であるカウンセラー養成講座で単位取得。
地元の民間心理相談機関でセラピストのインターンとなり、各種心理療法を学修するが、自分は援助職には向いていないことを痛感。

アニメーションの研究で修士号取得。
博士課程・単位取得満期退学。
現在、博士論文のテーマを再検討中。専門は、巨大ロボットものの予定。

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