40年近くかけて神経症性障害を乗り越えたものの、母親の介護で大変な日々の思いを発信しています。アニメの研究による博士号取得は、しばらくお休み。

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仕事に必要な手塚治虫の著書を、BOOK・OFFで即日ゲットした件

先日、校閲の仕事をしていて、手塚治虫の『マンガの描き方─似顔絵から長編まで』(光文社、1977年)における記述を確認する必要が生じた。
いや、「必要」というのは言い過ぎで、正確には、確認することが「望ましい」事態と言うべきか。

別に、そこまでする必要はないのだけれど、私としては、よりよい仕事のために、どうしても、その本の記述を確認したいと思えたのである。

この本は、修士論文・博士論文の資料候補ではあったのだが、購入はしておらず、私の手元にはなかった。
市立図書館か県立図書館にあるならば、帰りに寄っていこうと思ったが、蔵書検索の結果、どちらにも置かれていないことがわかった。

さらに調べてみたら、この本は、1997年に知恵の森文庫版が出ており、電子書籍化もされていた。
知恵の森文庫だったら、BOOK・OFF等で、税抜き100円で売られているのではないか、とも思われた。
だが、帰りがけに実店舗を見に行って、徒労に終わっては仕方がないとも思えた。
ネット古書店でなら購入できるが、翌日の出稿には間に合わない。
電子書籍版は300円程度であり、クーポンやポイントを使えば、実質100円前後で買えるので、いっそのこと、電子版を購入してしまおうか、とも思った。

電子版の購入については、帰宅後に再検討しようと思いつつ、その日は以前からの予定どおり、ホームセンターに寄って帰るつもりで、いつものバス停の、3つ手前でバスを降りた。

そこで、ハタと気がついた。この近く、歩いて1分足らずのところに、BOOK・OFFの店舗がある(ただし、ホームセンターとは逆方向だ)。せっかく近くまで来たのだから、やはり、寄ってみようと思った。

そうしたら、案の定、BOOK・OFFの100円文庫のコーナーには、知恵の森文庫版の『マンガの描き方』が、売られていたのである!
念のために中をパラパラと見て、確認したかった記述が存在することを確かめてから、購入した。

翌日は、その本の該当箇所のコピーをつけて、「これこれこのように、手塚治虫が始めたと言われている『○○○』は、手塚の著書では『◎◎◎』となっております。そのように直しますか?」と、指摘出しをすることができた。
自分なりに、満足のゆく仕事ができたと思う。

その日のうちに入手したいと思った本を、もしやと思って行ってみたBOOK・OFFの店舗で、目論見どおりにゲットすることができた。実に、ラッキーだった。

私が、BOOK・OFFの最寄りバス停で降りたのは、ホームセンターに行くためだった。
だがもしかしたら、無意識のうちに、BOOK・OFFに行くことも考えていたのかもしれない。

そんな風に、なかなかうまい具合に、事が運んだ一件であったのである。

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テーマ : この本買いました
ジャンル : 本・雑誌

Tag : 校閲  ネット 

C

omment


お疲れさまでした。
校正の仕事って大変ですね。本当の知識や調べ方を知っている人間じゃないとできない仕事だと感じました。

今回の専門的なこととは関係がないのですが、昔インターネットで買い物する前に双葉文庫のルパン3世を探していたことがあって、何度も何度も新古書店に足を運んで入手した思いであり、見つけたときは「私に買われるためにここにいたんだなぁ」とか勘違いしてしまいました。

そういえば、TBSラジオで3月11日20:00から春日太一氏による時代劇ヒーロー一人総選挙があるそうで、楽しみにしております。

https://www.tbsradio.jp/a6j/

トギエモン URL | 2020/03/10 00:23 [ 編集 ]

Re: トギエモンさん
コメント、ありがとうございます。

最近は、何でもネット検索で調べられるとはいえ、お目当ての情報を探し当てるためには、ある程度の知識とコツが必要ですからね。
そしてやはり、紙の資料等に当たらなければならないケースも、まだまだ少なくありません。

> 「私に買われるためにここにいたんだなぁ」

こうした感じ方は、本好きとか、収集家あるある、だと思います。

私自身も、前々から探していた本を、ようやく古書店で探し当てた時には、「この本は、ここで私に見つけられるのを待っていてくれたのだ……」とか、思ってしまったことが、何回かあります。

> TBSラジオ……春日太一氏による時代劇ヒーロー一人総選挙……

おお。春日さん、ご活躍なのですね。
調べてみたら、この番組、地元のTBS系列局・SBCでも放送しています。聴いてみようかしら。

ラジオなんて、もう十何年も聴いていません。なので、このCDラジカセ、まだ使えたっけ……とか、SBCって、周波数いくつだっけ……とか、ワタワタしてます。
はたして、無事に聴けるのかどうか。
radikoとかは、この古すぎるスマホでは、使えないんですよね……。

ハナさん* URL | 2020/03/10 23:54 [ 編集 ]

Re: Re: トギエモンさん
> はたして、無事に聴けるのかどうか。

件のラジオ番組、無事に聴くことができました♪
情報、ありがとうございました。

春日さんの声とか口調を聞いて、確かに、あの同級生の彼に間違いないと、再確認しました。
「一人総選挙」の内容自体も、興味深かったですし、富野さんのインタビューが載っているという新刊は、買おうと思います。
実際、時代劇と巨大ロボットものには、相通じるところ、多いのですよね。

富野さんにしてみれば、春日さんは大学の後輩なんですね。そして、富野さんが日芸にいた頃にはなかった、大学院の博士課程を出ている、と……。

ハナさん* URL | 2020/03/12 21:23 [ 編集 ]


T

rackback

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プロフィール

ハナさん*

Author:ハナさん*
2019.5.26付けで、Yahoo!ブログから移行してきました。
上記日付より前の記事は、Yahoo!ブログで書かれたものです。

移行から2年経過したのを機に、ブログタイトルを変更いたしました。
あわせて、紹介文も更新。

*代用ゲストブックあり
「カテゴリ」からどうぞ

〔ブログ紹介文〕
誰もが、たやすく発信者となれるネット時代。

文章で社会改革ができると思い込んでいたのは、若さゆえの過ちにすぎない。
けれど。
それでもまだ私は、文章を公表することは、無意味ではないと信じたい。

私がここに記すのは、単なるつぶやきの類いではない。
社会に向かって訴えたいこと、公表する意味があると思えることのみだ。
若い頃のように気負い込んで、大声で叫ぶことはできないけれど。

病気ではなく、障害でもなくても。諸々と生きづらい、おひとりさま介護の日々においても、光を求めて!

〔自己紹介〕
高校1年で発症した神経症性障害(身体表現性障害[身体症状症]その他)を、40年近くかけて乗り越える。
校正者として、非正規雇用勤続30年。数年前から校閲の仕事も行う。

1990年代、森田療法の研究で学士号取得後、カール・ロジャーズの直弟子が講師であるカウンセラー養成講座で単位取得。
地元の民間心理相談機関でセラピストのインターンとなり、各種心理療法を学修するが、自分は援助職には向いていないことを痛感。

アニメーションの研究で修士号取得。
博士課程・単位取得満期退学。
現在、博士論文のテーマを再検討中。専門は、巨大ロボットものの予定。

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