03.09
仕事に必要な手塚治虫の著書を、BOOK・OFFで即日ゲットした件
先日、校閲の仕事をしていて、手塚治虫の『マンガの描き方─似顔絵から長編まで』(光文社、1977年)における記述を確認する必要が生じた。
いや、「必要」というのは言い過ぎで、正確には、確認することが「望ましい」事態と言うべきか。
別に、そこまでする必要はないのだけれど、私としては、よりよい仕事のために、どうしても、その本の記述を確認したいと思えたのである。
この本は、修士論文・博士論文の資料候補ではあったのだが、購入はしておらず、私の手元にはなかった。
市立図書館か県立図書館にあるならば、帰りに寄っていこうと思ったが、蔵書検索の結果、どちらにも置かれていないことがわかった。
さらに調べてみたら、この本は、1997年に知恵の森文庫版が出ており、電子書籍化もされていた。
知恵の森文庫だったら、BOOK・OFF等で、税抜き100円で売られているのではないか、とも思われた。
だが、帰りがけに実店舗を見に行って、徒労に終わっては仕方がないとも思えた。
ネット古書店でなら購入できるが、翌日の出稿には間に合わない。
電子書籍版は300円程度であり、クーポンやポイントを使えば、実質100円前後で買えるので、いっそのこと、電子版を購入してしまおうか、とも思った。
電子版の購入については、帰宅後に再検討しようと思いつつ、その日は以前からの予定どおり、ホームセンターに寄って帰るつもりで、いつものバス停の、3つ手前でバスを降りた。
そこで、ハタと気がついた。この近く、歩いて1分足らずのところに、BOOK・OFFの店舗がある(ただし、ホームセンターとは逆方向だ)。せっかく近くまで来たのだから、やはり、寄ってみようと思った。
そうしたら、案の定、BOOK・OFFの100円文庫のコーナーには、知恵の森文庫版の『マンガの描き方』が、売られていたのである!
念のために中をパラパラと見て、確認したかった記述が存在することを確かめてから、購入した。
翌日は、その本の該当箇所のコピーをつけて、「これこれこのように、手塚治虫が始めたと言われている『○○○』は、手塚の著書では『◎◎◎』となっております。そのように直しますか?」と、指摘出しをすることができた。
自分なりに、満足のゆく仕事ができたと思う。
その日のうちに入手したいと思った本を、もしやと思って行ってみたBOOK・OFFの店舗で、目論見どおりにゲットすることができた。実に、ラッキーだった。
私が、BOOK・OFFの最寄りバス停で降りたのは、ホームセンターに行くためだった。
だがもしかしたら、無意識のうちに、BOOK・OFFに行くことも考えていたのかもしれない。
そんな風に、なかなかうまい具合に、事が運んだ一件であったのである。
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