02.24
「ゴミ屋敷脱出」と「ゴミ減量」は、真っ向から対立するわけだが
私は、「環境問題」カテゴリhttps://flowerhill873.blog.fc2.com/blog-category-15.html
で記事を書いているように、環境問題、特にゴミの分別回収や排出削減ということに、高い関心を持っている。
と同時に私は、病病介護の日々のなかで生じてしまった、自宅のゴミ屋敷化を何とかしなければならないという課題も、背負っている。
その、一進一退でなかなか進まない経過は、「ゴミ屋敷脱出」カテゴリ
https://flowerhill873.blog.fc2.com/blog-category-11.html
の記事群で、語られている。
この、ゴミ屋敷脱出とゴミの減量は、ハッキリ言って、真っ向から対立する事柄である。
ひと月あたり、市の指定袋で1袋の可燃ゴミを出すという現状。それは、私の感覚からすれば、かなり多目だ。もう少し、減らした方がよいと思われるのである。
私が住んでいる県は、県民一人あたりが排出するゴミの少なさ日本一を、4年連続で達成した。そして、さらなるゴミ減に、県を挙げて取り組んでいる。
https://www.shinshu-gomigen.net/activity/challenge800
そしてさらに、県全体では、ゴミの少なさナンバーワンであっても、市のレベルで見るならば、全国平均以下(ゴミの量が多い)だということが、最近判明した。
https://flowerhill873.blog.fc2.com/blog-entry-335.html
となれば私は、わが家に溜まっているゴミを、バンバン出すわけにはゆかない。何も考えずに、ゴミの山を、集積所に出しまくることはできないのである。
まぁ、もちろん。
片づけて指定袋に詰めたゴミを、家に保管しておき、少しずつ集積所に出していくようにしても、構わないわけではある。
わが家に溜まっているゴミは、一般的なゴミ屋敷と異なり、生ゴミ等の悪臭を放つものは一切ない。そうしたものは、土に還すという形で、キチンと処分しているのであるから。
https://flowerhill873.blog.fc2.com/blog-entry-328.html
わが家がゴミ屋敷と化しているのは、ADHDの方がそうであるように、「片づけ方がわからない」とか、「ゴミとそうでないものの区別がつかない」からではない。また、いわゆるセルフネグレクトの類いとも、異なるだろう。
家のゴミ屋敷化には、何らかの心の問題に由来する、常軌を逸した疲労(感)や抑うつといったことも、確かに関係してはいるだろう。母親との関係における、何やら複雑にねじくれた心の葛藤が介在している可能性は、否定できない。
だが、何よりもまず、この無駄に高すぎる環境意識、ゴミの出し方へのこだわりこそが、直接的な妨げとなっているのは明らかだ。
高い環境意識に由来する、ゴミの出し方へのこだわり自体は、否定されるべきものではないだろう。ただそれが、わが家の生活環境を激しく悪化させてしまうのは、望ましくないというだけだ。
だからつまり。
真っ向から対立するもの、矛盾することに関しては。
比較衡量すること、適度なバランスポイントを見出すこと、どちらかを否定するのではなく、双方を生かして止揚する道を探ることが、解決法となる。
それを、明確に意識したということ。これもまた、私が前に進むための、ひとつのステップではあるだろう。
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