40年近くかけて神経症性障害を乗り越えたものの、母親の介護で大変な日々の思いを発信しています。アニメの研究による博士号取得は、しばらくお休み。

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命綱としての森田療法

過去の記事(http://blogs.yahoo.co.jp/chp31240/65636440.html)にあるように、先月下旬ごろから、いつも以上に、苦しい日々を過ごしている。
そんななかでも、平日は、とにかく会社に出勤し、仕事をすることができているのは、森田療法の教えが、まがりなりにも、身についているからだと感じる。

朝、どんなに起きるのが辛くても、どれ程体調が悪くても、とにかく起き出して、出勤しさえすれば、あとは何とかなる。
たとえ心身のコンディションが悪くとも、仕事はどうにかこなせるだけでなく、残業すらもできてしまう。
そうやって、毎日の仕事をこなし、最低限の家事や介護もすることで、一週間を終える。

かつてはひどかった電話恐怖症(電話に出られない・かけられない)も、必要に迫られて「恐怖突入」を続けるうちに、いつの間にか、どこかにいってしまった。

そんな日々を続けることで、いわゆる「8050問題」になることなく、どうにか、最低限の生活を維持できている。

思えば、私がまがりなりにも社会復帰をして、働き続けてこられたのは、大学院を終えられたのは、森田のおかげである。
森田療法に出会わなければ、私の人生は、あそこで終わっていたかも…と思える時期がある。
ここ十年ほどは、心理療法全般と距離を置くようになり、森田のことも忘れかけていた。
だが、私がここまで、前向きに生きてこられたのには、やはり森田の恩恵が大きいのだと、再認識している。

これがもし、通常の助言によくあるような「苦しいなら、無理をしないで休む」ことを始めてしまったら…。
身体が苦しいからと、朝起きられず、会社にも行かれなくなり、ついには外出も不能になる。
引きこもり状態になると、精神面も悪化して、来客に応対することも、電話に出ることもできなくなり…ただ墜ちていくだけ。
そうなってしまう可能性は、決して少なくはない。

そうなってしまったら、今の状況では、母娘ともども、命の危険すらある。
介護が必要な母親を放置して、餓(低栄養)死させた姉妹のニュースは、決して他人事ではない。

私の病態は、100%森田療法の適応ではないと思われる。だが、それでもとりあえず、現在の生活を維持する命綱としては、有効だと感じている。

滑り落ちていく氷壁に、森田療法という剣を打ち込むことで、落下を止める。その剣にすがりつくことで、何とか踏みとどまる。
現在の私は、そのようなイメージのなかで、どうにか、生きている。
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テーマ : 病気と付き合いながらの生活
ジャンル : 心と身体

Tag : 森田療法 

C

omment

No title
どうか頑張りすぎず(と言ってもやらなければいけない事があって大変でしょうが)
自分を甘やかす日も作りつつひと息ついてみて下さいね
応援ナイスです

猫ノ毛まるけ URL | 2017/02/19 22:19 [ 編集 ]

No title
同感です。

BigC URL | 2017/02/19 23:36 [ 編集 ]

No title
> 猫ノ毛まるけさん
> BigCさん

ありがとうございます。
休日は、思い切り、自分を甘やかしてしまっています。
それで、平日にしわ寄せが来て、さらにヒーヒー言うハメになっていますが…。


**コメントをいただいたみなさまへ**
趣味娯楽とか、知的遊戯の営みなら、割とすぐにリコメできるのですが、自分の心の深いところに関わり、デリケートな人間関係につながるリコメは、どうしても遅くなってしまいます。

ハナさん* URL | 2017/02/21 06:47 [ 編集 ]


T

rackback

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プロフィール

ハナさん*

Author:ハナさん*
2019.5.26付けで、Yahoo!ブログから移行してきました。
上記日付より前の記事は、Yahoo!ブログで書かれたものです。

移行から2年経過したのを機に、ブログタイトルを変更いたしました。
あわせて、紹介文も更新。

*代用ゲストブックあり
「カテゴリ」からどうぞ

〔ブログ紹介文〕
誰もが、たやすく発信者となれるネット時代。

文章で社会改革ができると思い込んでいたのは、若さゆえの過ちにすぎない。
けれど。
それでもまだ私は、文章を公表することは、無意味ではないと信じたい。

私がここに記すのは、単なるつぶやきの類いではない。
社会に向かって訴えたいこと、公表する意味があると思えることのみだ。
若い頃のように気負い込んで、大声で叫ぶことはできないけれど。

病気ではなく、障害でもなくても。諸々と生きづらい、おひとりさま介護の日々においても、光を求めて!

〔自己紹介〕
高校1年で発症した神経症性障害(身体表現性障害[身体症状症]その他)を、40年近くかけて乗り越える。
校正者として、非正規雇用勤続30年。数年前から校閲の仕事も行う。

1990年代、森田療法の研究で学士号取得後、カール・ロジャーズの直弟子が講師であるカウンセラー養成講座で単位取得。
地元の民間心理相談機関でセラピストのインターンとなり、各種心理療法を学修するが、自分は援助職には向いていないことを痛感。

アニメーションの研究で修士号取得。
博士課程・単位取得満期退学。
現在、博士論文のテーマを再検討中。専門は、巨大ロボットものの予定。

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