40年近くかけて神経症性障害を乗り越えたものの、母親の介護で大変な日々の思いを発信しています。アニメの研究による博士号取得は、しばらくお休み。

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富野監督が、文化庁長官表彰を受賞 ? !

先週の金曜日夕刻、富野由悠季監督が、今年度の文化庁長官表彰を受賞したことが報道された。

一般向けのニュースだと、見出しには出ていないが。
「竹下景子さんら文化庁長官表彰
74人選出、高橋留美子さんも
2019/11/29 18:44 (JST)
©一般社団法人共同通信社」
https://this.kiji.is/573074690012857441

アニメ関係のサイトでは、大きく報じられている。
「2019年11月29日 (金)
『機動戦士ガンダム』富野由悠季監督が令和元年度文化庁長官表彰を受賞!
文化活動の功績をたたえて表彰!」
https://www.gundam.info/news/hot-topics/news_hot-topics_20191129_38.html

「氏の功績が、やっと認められたか」という感じであろうか。

富野氏は今まで、その功績の割には、何らかの賞を授与される等の、社会的な評価を得てこなかった。

それこそ、
「無冠の巨匠・富野由悠季『ガンダムの生みの親』の評価が低い理由」
https://friday.kodansha.co.jp/article/81980
の記事で、指摘されているとおりである。

今年の6月から、「富野由悠季の世界」
https://www.tomino-exhibition.com
が、全国の美術館で順次開催されていることで、少し風向きが変わってきたか、という感はあった。

だが、会場が
・ 第1会場 福岡市美術館
・ 第2会場 兵庫県立美術館
・ 第3会場 島根県立石見美術館
・ 第4会場(予定)青森県立美術館
・ 第5会場(予定)富山県美術館
・ 第6会場(予定)静岡県立美術館
なのに対し、

7月から10月まで行われた「高畑勲展」
https://takahata-ten.jp
が、東京国立近代美術館での開催であることを思うと、何というか、格差のようなものを感じざるを得なかった。

博士論文のテーマとして、日本の巨大ロボットアニメを予定している身としては、このジャンルの社会的地位の低さを痛感し、忸怩たるものがあった。

そうした意味では、富野監督の今回の受賞は、「やっと、認められたか……」という感じで、とりあえずうれしいものである。

とはいえ。あくまでも、文化庁長官表彰にすぎないのだ。
文化関係の表彰には、もっと格上の紫綬褒章や芸術選奨がある。

庵野秀明は『シン・ゴジラ』で、片渕須直は『この世界の片隅に』で、芸術選奨を受けているのだが。
こうした特定の作品に対するものだと、富野監督の場合は、ちょっとキビシイかもしれない。

まぁ、こうしたものの受賞や受章が、社会的評価の全てではないし、社会的な評価ばかりを気にしても仕方がないという向きも、確かにあるわけだが。

それでもとりあえず。
富野監督の、「日本のアニメ界における長年の功労」が評価された今回の受賞を、素直に喜びたいと思う。

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テーマ : アニメ
ジャンル : アニメ・コミック

Tag : アニメ  巨大ロボット 

C

omment


当の富野がどう思っているかは不明ですが、富野自身こういう賞が欲しかったのかな?と思う事はあります。富野自身、アニメ製作に疑問に常に向き合っていたようなところがあったし。

庵野は間違いなく、賞が欲しくてピーピーしてるようなタイプでしょうが、富野は庵野よりも世の無常や矛盾を見てきた訳だし、そういう賞欲しさでアニメ製作をしてきてはいないと思うものの、賞という権威が無ければ・・・・・というのもあり、実際サブカルチャーに対する寛容度は、今の日本は、日本のアニメ大人気の欧州に比べて劣っていると思えます。

今の日本のアニメの実状や、マスコミ宣伝でさも名作のように扱われているものも少なくないので、そういう製作ばかり続けている日本では、もう名作は生まれにくくなっているといえそうです。

zaiaios URL | 2019/12/01 22:54 [ 編集 ]

Re: zaiaiosさん
そうですね……。
自伝やらインタビュー記事を読めば、富野氏のアニメ制作に対する、屈折した複雑な思いは窺い知れます。元々、アニメを作りたくてこの世界に入ったのではないわけですし。

けれど、いやだからこそ、映画監督として世に認められたい、という思いはあったと思いますし、若い頃には、「認めさせてやるぜ!」と息巻いていた時期も、あったのではないかと感じます。

現在は、どんな思いでいるのか?
また、受賞の言葉とかが報道されるでしょうから、それに注目しようと思います。例によって、ストレートな表現にはならないでしょうが……。

> 賞という権威が無ければ・・・・・

そうなんですよね。
この国では、何とか賞を授与されたというような、権威というか、箔がついていないと、社会的には評価されない、軽く見られてしまう、という風潮が強いような。
純然たる実力主義ではないというか……。
社会的な地位を高めるためには、そういう賞を獲ってもらうしかない、という部分があるというか。

「そういう世の中に、迎合しても仕方ないだろ」という言い分も、あるにはあるのでしょうけど。

アニメ制作・製作のあり方も、作品の放送や上映、宣伝のあり方も、さらには批評のあり方も、20世紀とは大きく様変わりしてしまいました。
作家性が強いクリエイターの名作。商業作品では、出にくくなっているかもしれませんね。

ハナさん* URL | 2019/12/02 00:52 [ 編集 ]


T

rackback

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プロフィール

ハナさん*

Author:ハナさん*
2019.5.26付けで、Yahoo!ブログから移行してきました。
上記日付より前の記事は、Yahoo!ブログで書かれたものです。

移行から2年経過したのを機に、ブログタイトルを変更いたしました。
あわせて、紹介文も更新。

*代用ゲストブックあり
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〔ブログ紹介文〕
誰もが、たやすく発信者となれるネット時代。

文章で社会改革ができると思い込んでいたのは、若さゆえの過ちにすぎない。
けれど。
それでもまだ私は、文章を公表することは、無意味ではないと信じたい。

私がここに記すのは、単なるつぶやきの類いではない。
社会に向かって訴えたいこと、公表する意味があると思えることのみだ。
若い頃のように気負い込んで、大声で叫ぶことはできないけれど。

病気ではなく、障害でもなくても。諸々と生きづらい、おひとりさま介護の日々においても、光を求めて!

〔自己紹介〕
高校1年で発症した神経症性障害(身体表現性障害[身体症状症]その他)を、40年近くかけて乗り越える。
校正者として、非正規雇用勤続30年。数年前から校閲の仕事も行う。

1990年代、森田療法の研究で学士号取得後、カール・ロジャーズの直弟子が講師であるカウンセラー養成講座で単位取得。
地元の民間心理相談機関でセラピストのインターンとなり、各種心理療法を学修するが、自分は援助職には向いていないことを痛感。

アニメーションの研究で修士号取得。
博士課程・単位取得満期退学。
現在、博士論文のテーマを再検討中。専門は、巨大ロボットものの予定。

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