08.14
援助希求性の重要さを語る
ネットニュースを見ていたら、以下の記事タイトルが目についた。興味をひかれたので、本文を見てみた。
「“このままじゃ子どもを殺しちゃうから助けてください”自ら110番した双極性障害・双子の母を救った「援助希求性」」
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190813-00569713-shincho-soci
この記事のまとめとして、4ページ目に記されており、タイトルにも入っている援助希求性ということ。要するに、困った時に、援助を求める能力のことだ。
この援助希求性が低いために、周囲に助けを求められず、自死とか虐待死とか、そういった「最悪の事態」に至ってしまう方は、少なくないだろう。
そうであればこそ、「「助けを求められない若者」に支援の手を差し伸べる団体があった!」https://flowerhill873.blog.fc2.com/blog-entry-63.html
の記事で紹介したようなNPO団体の存在が、重要になってくるわけだ。
私自身も、援助希求性は、決して高いとはいえない。いやむしろ、ハッキリいって、低い。
もっとたやすく、周囲(やそれを専門とする人々)に援助を求めることができる性分であったならば、もう少し、違った人生を送れていたかもしれない。
「それでもあえて「絶対」と言う─病病介護と介護〇人」
https://flowerhill873.blog.fc2.com/blog-entry-92.html
の記事で誓ったことを、犯してしまいそうになったとしても、このニュース記事の方のように、助けを求めることはできないだろう。
それでも、なかなか実行に移すことはできないとはいえ、困った時に適切な援助を求めること、声を上げることの重要さは、理解しているつもりだ。
自力では、やはりどうしても無理だと感じた時には、民間の心理相談室に精神療法を受けに行ったり、年休を取得して精神科の医院を受診したりと、ギリギリのところで専門家にかかることは、できている気もする。
それ以外の場面でも、もう少し気軽に、周囲に助けを求められるようになれば、たぶん、もう少し楽に生きられるのだろうが。
その辺りのことを、自身に言い聞かせるためもあり、このニュース記事のことを、書き記してみた次第である。
- 関連記事
-
- 「助けてと言えない男性たち」に、反響がなさすぎるので (2020/02/15)
- やはり社交不安症(障害)は、いつの間にか乗り越えていたのだろう (2020/01/13)
- ネット上では、人にものを教えるような真似はしない方が無難らしい (2019/09/29)
- 心のダメージをやり過ごすために「シカタナイ シカタナイ……」と、中島みゆきの歌を口ずさんでみたら…… (2019/09/12)
- さすがに数時間睡眠では、もたなくなってきたので…… (2019/09/01)
- 援助希求性の重要さを語る (2019/08/14)
- 森田理論の「感情の法則」と「感情と行動の法則」を再確認 (2019/06/06)
- 壊すのも人、救うのも人─人は人によりてのみ (2018/07/16)
- 児童憲章の理念はどこに? (2018/07/09)
- 私はまだ谷間にいた──評価とは、基準によって全く異なってくるもの (2018/06/17)
- 拒絶過敏性というもの (2018/06/10)