08.13
病病介護短歌:この世とは思惑どおりゆかぬもの……
8/12(月)
この世とは思惑どおりゆかぬもの
五十路半ばでまだ悟れぬか
*自分にとっての特別な日。まして55歳という、区切りのよい年齢。
今年のその日は振替休日であり 生協の宅配日でもあった。なので、少しだけゼイタクなものを注文し、気分的にもリッチで、おいしい夕食をとるつもりだった。
だが。
配達員の不手際により、全ての予定が狂ってしまった。
いや実のところ、その不手際自体には、それほどの実害はなかったのだ。
ただ、私がその想定外の事態にパニックを起こして、わめき散らしたり暴れたりしてしまった。期待に満ちたポジティブな気持ちが、怒りに満ちたものになり、最悪の気分だと感じてしまった。
自分の思惑どおりにいかない現実に、うまく対処できず、子どものようにわめき散らすという真似をしてしまったために、その後の時間を台無しにしてしまったのだ。
(配達員の不手際については〔コールセンターが受付時間外だったこともあり〕メールで苦情を述べ、改善を希望するという、適切な対応をしてはいるのだが。)
この世の中が、現実の世界が、自分の思いどおりにいかないものであることなど、わかりきっているはずだ。
物事が自分の予定や思惑どおりにいかなくても、そのことで怒り狂うような真似をするのは、さすがにもう大人なのだから、恥ずかしい。
だが、ここ数年、50代になってから=母の介護が始まってから、母と家の中のことに関してのみ、思惑どおりにいかないことが生じると、パニックを起こしたり、怒り発作を起こしたりするようになってしまっている。
一時期真剣に、「自分は隠れASDだったのかも?」と悩んだのは、そのせいでもある。
この件に関しては、もうしばらく経過を見て、対処法を決めるつもりだ。
せっかくの、楽しいはずの誕生日に、自身の心の問題に直面することとなった。いかにも私の人生らしいと、言えば言えるかもしれない。
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Tag : 介護