40年近くかけて神経症性障害を乗り越えたものの、母親の介護で大変な日々の思いを発信しています。アニメの研究による博士号取得は、しばらくお休み。

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「おのれつなぐ 鎖 断ち切り……」と歌いながら、古いこだわりを捨てることにした件

若い頃からずっと、自身の思いをストレートに語るとか、自分の体験をそのまま記すとかいうあり方は、クダラナイと思い続けてきた。
他者がそうしたことを行うのは、個人の自由であろうと許容してはいたが、自分自身は間違っても、体験記を書くというようなつまらないことはしない、してはならないと、思い続けていた。

事実の重さや体験の重要さというものも、理解してはいた。だが、私の文学観・芸術観は、「単なる事実よりも、虚構を通して語られる真実の方が、より高い価値がある」「フィクションの創作作品の方が、より深い真実を語り得る」というものだった。そして自分も、そのようなものこそを書きたいと、思っていたのである。

だから、ふとしたことから、地元有力紙の家庭欄に、自身と精神疾患精神療法との関わりを記すエッセイを連載することになった際も、自分の体験や思いをそのまま記したわけではなかった。
あくまでも社会改革のため、世の中に向けて語りかける意味があると思われるテーマを示すために、自分の体験をモデルケースとして語る、というスタイルを採っていた。特定のテーマを語るために、効果を狙い、巧みに巧んで執筆したわけだ。

このブログも同様である。
ウェブ上に公開される日記であるとか、つぶやきといった趣旨ではなく、あくまでも社会への発信や問題提起、どんなにささやかでも、社会改革につながるようなものを志向していた。
あるいはせめて、受け手の心に何らかの影響を与えることにより、間接的に人を動かせるような文章を、書きたいと思っていた。

けれど、いつの間にか、そういった志(?)のある文章を書く時間も、心のゆとりもなくなってしまった。
自分自身のため、今の辛い状況を何とか乗り切るために、心の安定のために、文章を書かねばいられない。あるいは、文章を書いたり短詩を詠うことによってこそ、現在の状況をよく乗り越えられる。そのような自分を発見した。
いわゆる、文章を書くことによって自分と向き合うとか、自分が直面している問題を考え直すとかいうこと。そうしたあり方も、案外、有効かもしれないと思えるのである。

若い頃の自分が否定し続けていた文章の書き方、語り方を、今の私は必要としている。かつての自分が唾棄すべきものだと思っていた営みを、現在の私は、むしろ欲している。

なので。古いこだわりは捨てようと決めた。
かつての自分がどうであったにせよ、現在の自分は、それを欲し、必要としている。ならば、それをやればよいではないか。宗旨替え。大いに結構である。人は、柔軟に、変化に対応していくのが望ましい。「人は、変わっていくのね……」*である。

「おのれつなぐ 鎖 断ち切り……」(「さらばやさしき日々よ」『太陽の牙ダグラム』オープニング主題歌 作詞:高橋良輔)と、あるアニメのテーマソングを歌いながら、私はまたひとつ、自縄自縛から自由になろうと思う。

注* このセリフの引用元は……。ある有名な、巨大ロボットもののアニメシリーズ第1作、ということで。わかる人にはわかる、ということにしておきます。

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テーマ : 病気と付き合いながらの生活
ジャンル : 心と身体

Tag : 精神疾患  精神療法  アニメ  巨大ロボット 

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プロフィール

ハナさん*

Author:ハナさん*
2019.5.26付けで、Yahoo!ブログから移行してきました。
上記日付より前の記事は、Yahoo!ブログで書かれたものです。

移行から2年経過したのを機に、ブログタイトルを変更いたしました。
あわせて、紹介文も更新。

*代用ゲストブックあり
「カテゴリ」からどうぞ

〔ブログ紹介文〕
誰もが、たやすく発信者となれるネット時代。

文章で社会改革ができると思い込んでいたのは、若さゆえの過ちにすぎない。
けれど。
それでもまだ私は、文章を公表することは、無意味ではないと信じたい。

私がここに記すのは、単なるつぶやきの類いではない。
社会に向かって訴えたいこと、公表する意味があると思えることのみだ。
若い頃のように気負い込んで、大声で叫ぶことはできないけれど。

病気ではなく、障害でもなくても。諸々と生きづらい、おひとりさま介護の日々においても、光を求めて!

〔自己紹介〕
高校1年で発症した神経症性障害(身体表現性障害[身体症状症]その他)を、40年近くかけて乗り越える。
校正者として、非正規雇用勤続30年。数年前から校閲の仕事も行う。

1990年代、森田療法の研究で学士号取得後、カール・ロジャーズの直弟子が講師であるカウンセラー養成講座で単位取得。
地元の民間心理相談機関でセラピストのインターンとなり、各種心理療法を学修するが、自分は援助職には向いていないことを痛感。

アニメーションの研究で修士号取得。
博士課程・単位取得満期退学。
現在、博士論文のテーマを再検討中。専門は、巨大ロボットものの予定。

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