40年近くかけて神経症性障害を乗り越えたものの、母親の介護で大変な日々の思いを発信しています。アニメの研究による博士号取得は、しばらくお休み。

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新・病病介護短歌10:謎すぎる 治らぬ薬 出す医者と……

6月第1週

謎すぎる 治らぬ 出す医者と
       それをただ飲む 患者どちらも

*精神科において、物療法ではなかなか治らない患者に対し、ただズルズルとを出し続け、をどんどん増やしていく医師が、少なくないという。
 そしてまた、を飲んでも効かない・治らないと言いながら、治療法の変更を求めるでもなく、医者を変えるでもなく、ただもらったを飲み続け、ついには薬に依存し、減薬や断薬も困難になってしまう患者も少なくないということを、最近になって知った。

 精神科を受診してから数カ月後に、「自分の病態は薬物療法では治らず、精神療法が必要なものなのだ」と悟り、それ以降、基本的に薬を飲まず、精神療法の自学自習等で病気を乗り越えてきた私からすれば、何とも不思議に思える話である。

「私は、向精神薬を飲んでいません─減薬・断薬の記事を読んで思うこと」
https://flowerhill873.blog.fc2.com/blog-entry-109.html

 とはいえ。不思議だ・謎だとは言いながらも、なぜ、そのような現実がまかりとおってしまっているのかは、わかっている。

 薬物療法では治らない病態に対する治療法である、フォーマルな精神療法を行っている医療機関は、極めて少ない。
 やや古い資料だが、2004年度に行われた精神療法の現状についての調査では、精神療法が「『十分に行われている』と答えた医療機関は約5%で,『若干できている』と回答した医療機関を含めても25%弱でしかなかった」(大野裕「認知療法・認知行動療法の日本での現状と診療報酬への収載」http://www.igaku-shoin.co.jp/paperDetail.do?id=PA02880_02)という。
 この調査をもとに、厚労省でも幾つかの対策(認知行動療法への保険適用等)を講じた。にもかかわらず、この現状は、現在でも、それほど変わってはいないと思われる。

 フォーマルな精神療法を行っている医療機関がなかなか増えない理由は、大きく分けて二つある。所要時間と保険点数の関係で、フォーマルな精神療法を行っていては、採算が合わないということと、精神療法を行える人材の不足。上述した厚労省の対策も、まだまだ追いついていないのだ。

 そしてさらに、たとえキチンとした精神療法を行っても、それで個々の患者を治せるか否かは、また別の問題である。
 精神療法には、何十もの技法・流派があり、それぞれに適不適、得意不得意がある。加えて、治療者の力量も玉石混淆である。さらにまた厄介な、患者との相性というものも、確かにある。

 医療機関で、自分に合った精神療法を受けられないのならば、自費で民間のセラピストにかかればいいではないかと、実際にそうした私は、思わなくもない。
 だが、それでは費用が高額になるため、就労できていない方には、ハードルが高い。
 あるいはまた、医療機関でも、自費でフォーマルな精神療法を行うことがあるが、やはり無職の患者にとっては、高嶺の花であろう。

 だから結局のところ、ここで詠ったようなことが、なくならないのである。

本当に。何とかならないものなのであろうか。

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テーマ : 医療・病気・治療
ジャンル : 心と身体

Tag : 精神療法   

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プロフィール

ハナさん*

Author:ハナさん*
2019.5.26付けで、Yahoo!ブログから移行してきました。
上記日付より前の記事は、Yahoo!ブログで書かれたものです。

移行から2年経過したのを機に、ブログタイトルを変更いたしました。
あわせて、紹介文も更新。

*代用ゲストブックあり
「カテゴリ」からどうぞ

〔ブログ紹介文〕
誰もが、たやすく発信者となれるネット時代。

文章で社会改革ができると思い込んでいたのは、若さゆえの過ちにすぎない。
けれど。
それでもまだ私は、文章を公表することは、無意味ではないと信じたい。

私がここに記すのは、単なるつぶやきの類いではない。
社会に向かって訴えたいこと、公表する意味があると思えることのみだ。
若い頃のように気負い込んで、大声で叫ぶことはできないけれど。

病気ではなく、障害でもなくても。諸々と生きづらい、おひとりさま介護の日々においても、光を求めて!

〔自己紹介〕
高校1年で発症した神経症性障害(身体表現性障害[身体症状症]その他)を、40年近くかけて乗り越える。
校正者として、非正規雇用勤続30年。数年前から校閲の仕事も行う。

1990年代、森田療法の研究で学士号取得後、カール・ロジャーズの直弟子が講師であるカウンセラー養成講座で単位取得。
地元の民間心理相談機関でセラピストのインターンとなり、各種心理療法を学修するが、自分は援助職には向いていないことを痛感。

アニメーションの研究で修士号取得。
博士課程・単位取得満期退学。
現在、博士論文のテーマを再検討中。専門は、巨大ロボットものの予定。

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