01.22
情報は力なり―路線バスの遅延証明書―
それゆえ、年に何回かは、積雪による渋滞のため、通勤に利用している路線バスが大幅に遅れる。
通常は30分で着くところが、1時間半以上かかる場合もあるのだ。
だから「いつもより1、2本早いバスに乗る」という程度の対策では効果がなく、遅刻してしまうことも、稀ではなかった。
公共交通機関なら、延着証明書を提出すれば、遅刻扱いにはならないという。
だが、電車と異なり、路線バスでは延着証明書が発行されないから、遅刻になってしまっても仕方がない。
昨年までは、そのような認識でいた。
だが先日、この冬はじめての大雪の際、バスの運転手が、以下のような車内アナウンスをしていた。
「遅延証明書は、車内では発行できません。弊社営業所窓口でご請求ください」
知らないうちに、路線バスでも、延着証明書が発行されるようになっていたのか?
その日は30分の延着だったので、ギリギリ遅刻せずに済んだ。だが、翌日は1時間の延着で、30分の遅刻となってしまった。
その日も、同じ運転手が「遅延証明書は…」 とアナウンスをしていたので、帰りに営業所窓口に行き、延着証明書の発行を請求してみた。
すると、簡単に、60分の遅延を証する証明書を発行してもらえた。
そして翌日、会社の総務課に遅延証明書を提出するとともに、これで遅刻扱いにならず、遅刻分の時給も支払われるということを確認した。
非正規雇用の身としては、「半時間分の時給が支払われる」ことの恩恵は、大きい。
その会社の路線バスで、いつから遅延証明書が発行されるようになったのか?
それは、窓口で尋ねてみなかったので、わからない。
遅延証明書に関する車内アナウンスが行われたのは、その運転手の2回のみだ。
車内アナウンスは、運転手によって、非常に手厚い時と、ほとんど全くない時がある。
たまたま、バスが大幅に遅延した際に、手厚いアナウンスをする運転手に当たっていたから、遅延証明書のことを聞けたのであろう。
もしかしたら、何年も前から、遅延証明書が発行されるようになっていたのかもしれない。
そのことを知らずに、損をしていたのかも…とは、考えまい。
今はとにかく、与えられた情報を活用して、減給を回避できたことを、喜びたいと思う。
情報というのは、活用すれば大きな力になるものだということを、再認識しているところだ。
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