40年近くかけて神経症性障害を乗り越えたものの、母親の介護で大変な日々の思いを発信しています。アニメの研究による博士号取得は、しばらくお休み。

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病病介護川柳・34:眠れない? 眠らなければ…

5/5(日)

眠れない? 眠らなければ よいだけだ

*書庫分類「精神疾患と」の記事にあるように、私は40年近くの間、ほとんど物療法に頼ることなく病とつきあい、それなりの社会復帰を果たしてきた。

夜、眠れなかった時は、眠らないままで出勤した。もちろん、仕事の能率や精度は落ちるし、身体も苦しいが、それはそれで仕方がない。
最初に勤めに出始めた時は、数日間、ほとんど眠れなかったが、それでもどうにか乗り切った。
ロクに効きもせず、副作用ばかりがキツい睡眠の類いを飲むよりも、眠れなければ眠らずにいる方が、どんなにマシかしれない。

眠れないのであれば、仕方がないから眠らない。眠れる時だけ眠る。無理に眠ろうとしない。私はずっと、それでやって来た。

(もちろん、病的な不眠で、本当に何日間も、一睡もできないというような病態は、また別である。)

だが、「眠らなければならない」「眠れないと困る(明日に差し支える等々)」といった思い込みが強く、それゆえに苦悩しているような病態ならば。
「睡眠を飲んでも眠れない。どうしたらいいのでしょうか?」と問う人に、私は逆に問いたい。

「なぜ、眠らなければならないのですか?」
「眠れないと、何が、どう困るのでしょうか?」

ただ単に、「眠らなければならない」という思い込みにとらわれているだけの場合。
ならば、認知行動療法や森田療法で、その思い込みから脱すればいい。

具体的に幾つか、困ることが挙げられるとしても。
その困ることと、睡眠漬けになっても眠れないと苦悩することとを、比較衡量すれば。
私は、前の夜寝ていなくて困ることに、具体的に対処していくことの方を、選ぶ。

今現在、深刻な不眠に苦悩している方にとって、私の言い様は、「眠れない苦痛がわからない・眠れないと苦しむ者の気持ちがわからない」ヒドイ奴の言葉に聞こえるかもしれない。
同じ精神疾患とはいっても、病態が違うから、こんな無理解で無神経なことが言えるのだと、傷つく方もいるかもしれない。

それでも。私自身、10代の頃は、「眠らないといけない。眠らずに学校に行ったりしたら、病気が悪化してしまうから、そんなことはしてはならない」と、思い込んでいた。
そのため、発症後、高校にはほとんど登校できず、1年留年した。進級・卒業できた年も、出席日数は絶対的に不足していたが、課題をこなすことで、お情けで単位を認めてもらったのだ。

「眠れなかったら、眠らないままで学校に行けばいい。それで、病気が悪化して治りにくくなる心配はない」とは、誰も教えてくれなかった。
誰も教えてくれなかったから、そのために、高校時代を無為に過ごす結果になってしまった。せっかくの青春期を、無駄にしてしまったのだ。

だから。このような発想の転換のようなことを、記してみたわけだ。
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テーマ : メンタルヘルス
ジャンル : 心と身体

Tag : 森田療法   

C

omment

No title
ああ、でも。
認知症の母には、この理屈が理解できないのだよね。
実際は、昼などにグーグー眠っているのに、「眠れない。眠れない」と騒いでいる。
何十年間も、睡眠薬の類いを、ただ漫然と飲み続けている。
何を言っても、もはや理解できないから、これはもう、どうしようもない。

ハナさん* URL | 2019/05/05 20:37 [ 編集 ]

No title
健康な人の健康な生活というパターンが就学の頃より教えられたり躾られたりする過程で「不眠」はそのパターンを逸脱する故に「病的」であり治すべき問題にすり替わっている気がします。大事な勉強や仕事のためには眠らなくてはいけない、そこがそもそもボタンの掛け違いではないかと思います。何かを失敗した、その時に不眠があった、としたら、「不眠」は更に悪いことに転化する。更に拍車を掛けて「結果」を「早く」出させようとする何らかの「圧力」なようなものが薬物というものを薦めてくる。少なくとも医者はそれが仕事です「眠れませんか?では三日分の・・」と来る。不眠と闘いながら勉強や仕事は確かに効率的ではないですが、逆に健康を害した原因は勉強や仕事の周辺にあるものから来ているストレスなことが殆どだと思うとき、睡眠剤は一時しのぎなツールであって治療を約束するものではないですものね。眠れないあの覚醒異常状態は辛いし、不眠のままな脳に心はずっと不安感がつきまとうけれど、いつかしら眠っていますし、回復しようとしている自身の体を信じてやる、それが乗り越える力になるのだろうと思っていますが。

佳句恋慕 URL | 2019/05/06 12:57 [ 編集 ]

No title
> 佳句恋慕さん

世の中には、不眠そのものよりも、いわゆる不眠ノイローゼに苦しんでいる人の方が、多いのでしょう。

もちろん、睡眠不足が続くことで、心身の健康を害することは、確かにある。最近よく言われる睡眠負債ということも、確かに問題ではある。

けれど、「眠らなければならない」ということが、強迫観念になってしまっている方も、少なくないのですよね。そして、患者が不眠を訴えれば、安易に、ほぼ機械的に眠剤を出してしまうような医師も、また多い。
私が久~しぶりに受診した医師は、やたらに薬を出さないという点でも、よい医師です。

ハナさん* URL | 2019/05/06 17:27 [ 編集 ]

No title
医者も本当に選ばないといけませんね。
睡眠アプリなるもの一時使ったことがあります。
枕元での振動を感知する仕組みらしいのですが、入眠まで予め選択したヒーリング調の音楽が流れて、入眠の時間から目覚めたときの時間までのレム睡眠、ノンレム睡眠の波動を記録するというもので、中々面白く入眠しやすかった気がします。が、歩数計アプリか何かとの「相性」があるらしく、途中で断念しましたが、眠剤に頼らない意味では(私の場合)効果がありましたっけヨ。

佳句恋慕 URL | 2019/05/07 00:44 [ 編集 ]


T

rackback

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プロフィール

ハナさん*

Author:ハナさん*
2019.5.26付けで、Yahoo!ブログから移行してきました。
上記日付より前の記事は、Yahoo!ブログで書かれたものです。

移行から2年経過したのを機に、ブログタイトルを変更いたしました。
あわせて、紹介文も更新。

*代用ゲストブックあり
「カテゴリ」からどうぞ

〔ブログ紹介文〕
誰もが、たやすく発信者となれるネット時代。

文章で社会改革ができると思い込んでいたのは、若さゆえの過ちにすぎない。
けれど。
それでもまだ私は、文章を公表することは、無意味ではないと信じたい。

私がここに記すのは、単なるつぶやきの類いではない。
社会に向かって訴えたいこと、公表する意味があると思えることのみだ。
若い頃のように気負い込んで、大声で叫ぶことはできないけれど。

病気ではなく、障害でもなくても。諸々と生きづらい、おひとりさま介護の日々においても、光を求めて!

〔自己紹介〕
高校1年で発症した神経症性障害(身体表現性障害[身体症状症]その他)を、40年近くかけて乗り越える。
校正者として、非正規雇用勤続30年。数年前から校閲の仕事も行う。

1990年代、森田療法の研究で学士号取得後、カール・ロジャーズの直弟子が講師であるカウンセラー養成講座で単位取得。
地元の民間心理相談機関でセラピストのインターンとなり、各種心理療法を学修するが、自分は援助職には向いていないことを痛感。

アニメーションの研究で修士号取得。
博士課程・単位取得満期退学。
現在、博士論文のテーマを再検討中。専門は、巨大ロボットものの予定。

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