04.20
病病介護川柳・32:十五年 医師も私も……
割と大きな動きがあったので、備忘録を兼ねて、病病介護川柳の続きを記す。
4/5(金)
十五年 医師も私も 歳をとる
*様々な面で、本当にもうどうしようもなくなってきたので、時間年休を取って、以前にかかったことのある、市内の精神科医院を受診した。およそ15年ぶりである。
受付の事務員さんが、私のことを名前まで覚えていた(通院券&保険証を出す前に、名字を言った)のには驚いた。
だが、それ以上に驚いたのは、医師の髪とヒゲが真っ白になって、まるで仙人のようになっていたことだ。
考えてみれば、以前かかっていた時に50代半ばであったとすれば、もう、70歳前後である。歳をとるのは当たり前だ。
私自身も、白髪がかなり目立つオバサンになっている。
それだけ、歳月が流れたということだ。
それでも「精神科医にしては珍しく、話の聴ける医師」であることに変わりはなかった。
じっくりと時間をかけたフォーマルな精神療法ではない、いわゆる簡易精神療法(一般精神療法)でも、意外と効果があった。
いずれどこかで、キチンと記すこともあるだろうが、自分一人で考えているのでは到底得られない、貴重な視点を得ることができた。
そのように考えてもよいのだと思えたことで、何かとても楽になれた。フォーマルな精神療法を受けるのでなければ、意味がないと思っていたが、そんなことはなかったのである。
今年度は、病病介護に新たな展開をもたらせそうだ。
4/19(金)
四月半(よつきはん)ぶりの温浴虐待か
*本当にやっとのことで、母を入浴させることができた。いや正確には、浴槽に入るのが大変なので、シャワーだけになってしまったのだが。昨年の11月末以来だから、何と4カ月半以上、140日ぶりのシャワー浴である。
いくらデイサービスに行ってくれないからとはいえ、特に冬場は寒さゆえに、家での入浴が困難になるとはいえ、これは酷すぎる。もう、虐待といわれても仕方がないレベルであろう。
温水洗浄便座のおかげで、衛生面で、それほど悲惨なことになってはいないとはいえ……である。
それでもようやく、日中の気温が上がってきたこともあり、シャワー浴と洗身・洗髪をさせられた。
これで、母の臭いや髪の汚れ等を気にせず、病院等にも連れてゆくことができる。
そうやって、少しずつでも、やるべきことをこなしてゆくしかないのである。
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