40年近くかけて神経症性障害を乗り越えたものの、母親の介護で大変な日々の思いを発信しています。アニメの研究による博士号取得は、しばらくお休み。

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病病介護川柳・29:天職に捧ぐ人生……

2月中旬

天職に捧ぐ人生悪くない

天職はわざわざ探すものなのか

天職を招いた幸をかみしめる

*10代、20代の頃は、生涯の夢を果たすための仕事に、己の人生を捧げ尽くすことを理想としていた。
けれど、病気その他の事情で、生涯の夢に直結する仕事には就けないまま、終わりそうである。

それでも今は、生涯の夢に少しはかすっていて、やり甲斐のある仕事ができる状況にある。
何よりも自分に合っていて、自分の能力を十全に発揮できる仕事を、行えている。
知識や能力において、自分にしかできない、責任のある仕事を任されて、充実した日々を過ごせている。

現在の健康状態では、フルタイムに近い勤務に加え、残業などをこなせば、家のことはほとんどできなくなってしまい、自宅はゴミ屋敷と化している。
仕事を人並みにキチンとこなせば、活動できる余暇がほとんどなくなってしまうのが、現状なのである。
かつて理想としていたように、余暇も全て、あえて仕事に捧げるのではなく、健康状態ゆえに、全てが仕事に捧げられてしまっているような日々。

けれどもしかしたら、これはこれでいいのかもしれないと思う。
少なくとも、今の仕事ならば、自分の人生を捧げることになってしまっても、悔いはない。
そう思えるほどに、自分を生かせる、やり甲斐のある仕事を、行えているのだ。
勤務先を変えなくても、職場の仕事内容の方が、私に適した私好みのもの、私の知識や能力を生かせるものへと、変化していった。
この幸運を、何よりも喜びたいと思う。

最近ネットの広告などで、「あなたの天職を見つけましょう」「あなたに合った仕事ならば、病気や障害があってもうまくやれるはずです」といった記事を目にする。
けれど天職というのは、そうやって、わざわざ探すものなのであろうか。わざわざ探さなければ、見つからないものなのだろうか。
天職というものは、そんなことをしなくても、自然に自覚できるというか、当然のように、自分でわかるものなのではないだろうか。わざわざ探さなくては見つからない、わからないようなものは、天職と呼ぶに値しないのではないだろうか。

まぁ、世の中には、自分が何をしたいのかわからないとか、何が自分に向いているのかわからない、好きなものがない、やりたいことが見つからない……などという人も、少なくないらしい。
そういう人々は、自分に適した仕事も、わざわざ探さなくてはならないのだろう。
そもそもの始めから、自分に最適な仕事がわかっていた自分は、そうした意味でも幸福だったということだ。

そして。たとえ過酷な環境であっても堪え忍んでいれば、いつかは認められて、花を咲かすことができる。真面目にがんばっていれば、いつかは報われる時が来る。
これは、そうしたおとぎ話が現実のものとなったという、幸福な話なのかもしれないと思う。


※以下の関連記事も、よろしければご併読を。

置かれた場所で咲いてしまった─収入よりやり甲斐を
https://blogs.yahoo.co.jp/chp31240/66011383.html
関連記事

C

omment

No title
おかれた場所で咲きなさい。私も読みました。感動しました。そして、36年の仕事に終止符を打ちました。いまは、妻の母の介護。朝のモーニングだけど。毎朝が日課。これも天が下さった仕事。

hht*mu URL | 2019/02/25 06:13 [ 編集 ]

No title
> hht*muさん

そうです。「置かれた場所で咲いてしまった」は、渡辺和子の『置かれた場所で咲きなさい』を念頭においています。

私は、元ネタにさせてもらうにあたり、ざっと本の中身を確認しただけです。
この本に記されていること、タイトルの意味するところが、この語から普通に推測されるようなものであるか否か。念のために確認しました。予想通りの内容でした。
まぁ、特にどうというようなこともない、ありふれた教えですね。

このテーゼから、どのような行動を導き出すかは、人それぞれですね。

ハナさん* URL | 2019/02/25 19:56 [ 編集 ]


T

rackback

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プロフィール

ハナさん*

Author:ハナさん*
2019.5.26付けで、Yahoo!ブログから移行してきました。
上記日付より前の記事は、Yahoo!ブログで書かれたものです。

移行から2年経過したのを機に、ブログタイトルを変更いたしました。
あわせて、紹介文も更新。

*代用ゲストブックあり
「カテゴリ」からどうぞ

〔ブログ紹介文〕
誰もが、たやすく発信者となれるネット時代。

文章で社会改革ができると思い込んでいたのは、若さゆえの過ちにすぎない。
けれど。
それでもまだ私は、文章を公表することは、無意味ではないと信じたい。

私がここに記すのは、単なるつぶやきの類いではない。
社会に向かって訴えたいこと、公表する意味があると思えることのみだ。
若い頃のように気負い込んで、大声で叫ぶことはできないけれど。

病気ではなく、障害でもなくても。諸々と生きづらい、おひとりさま介護の日々においても、光を求めて!

〔自己紹介〕
高校1年で発症した神経症性障害(身体表現性障害[身体症状症]その他)を、40年近くかけて乗り越える。
校正者として、非正規雇用勤続30年。数年前から校閲の仕事も行う。

1990年代、森田療法の研究で学士号取得後、カール・ロジャーズの直弟子が講師であるカウンセラー養成講座で単位取得。
地元の民間心理相談機関でセラピストのインターンとなり、各種心理療法を学修するが、自分は援助職には向いていないことを痛感。

アニメーションの研究で修士号取得。
博士課程・単位取得満期退学。
現在、博士論文のテーマを再検討中。専門は、巨大ロボットものの予定。

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