40年近くかけて神経症性障害を乗り越えたものの、母親の介護で大変な日々の思いを発信しています。アニメの研究による博士号取得は、しばらくお休み。

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病病介護川柳・24:寝過ぎるは 足りないからか……

2/10(日)

寝過ぎるは 足りないからか 違うのか

*平日は、どんなに辛かろうととにかく起き出して、会社に行くことができる。朝起きられないからといって、欠勤したことはない。

だが、休日などの勤務のない日は、夕方になるまで起きられない。母をどこかに連れていく予定は、どうしても外せないものであれば必死で守るが、そうでなければ見送ってしまう。
特に、勤務の関係で疲れがたまっている感じの時は、休日の朝に起き出すのが、辛くてたまらない。
母を通院させるために有給休暇を取った日ですら、(その通院が是非とも必要なものではないがために)朝起きることができず、予定を果たせないことが続いた。
それゆえに、母を4カ月も外出させられない結果になってしまったのだ。

そして、ようやく土曜日の朝に起きることができ、母を歯医者に連れていくことが2回続いたら。
その次の日曜日は、15時間以上も睡眠を取らねば、起き出せない状態になってしまった。

「身体そのものには、何の病気も存在しないのだから、疲労感とか睡眠不足感は、単なる『感』でしかない。健康人の平均的な睡眠時間以外は、普通に起きて活動するのが、治すための唯一の道である」と、自分に言い聞かせてがんばりすぎたら、無理がたたって、身体の病気で死にかけたことがある。
「無理だと思っているのは自分だけで、実際は少しも無理ではない」というのは机上の空論で、私の身体の実際にとっては、それはやはり、無理なことであったようなのだ。

それ以降は、いくら身体に病気が存在しないからとはいえ、体力や体質には個人差があるのだからと、少しは自分の主観も信じることにしている。
「体調と相談してはいけない。身体がどんなに辛くても、身体の病気でない限りは、なすべきことはなさねばならない」という森田療法理論の教えに従うばかりが能ではないと、ケースバイケースの実践をしている。

けれどやはり。
ひどく疲れがたまっている感じがする時に、無理はしないで休んだ方がいいのか、疲労感はそのままにして治療実践をがんばった方がいいのか、はっきり言って、わからないことが多い。
睡眠にしても同様だ。
まだ寝たい感じなのは、睡眠が足りていないのだから、寝た方がいいのか、無理して起き出した方が、治療のためにはよいのか、わからない。
本当に、どちらなのだろうか。

この件については、専門医に相談しても、相談の意味内容を理解してもらうことすらできなかった。
だから今でも、身体の声に従って休んだり眠ったりしてしまった後で、もしかしたら治療のためには望ましくないことをしてしまったのか、こんなことをしているから治らないのかと、罪悪感に近いものを感じる始末である。

たとえ、身体には何の異常も存在しなくても、何らかの理由で異常なほどに疲れがたまったり、長時間の睡眠を必要としたりしてしまうケースも、ないことはない。そう理解しても、構わないのだろうか。
あるいはもしかすると私は、ロングスリーパーなのか、とも思う。

いずれにしても、専門家に相談したところで、「己の病気が心因性のものだと認められず、何か身体的な問題があるのではないかと言い張っているのだ」と、決めつけられるばかりなので。
こんなところで、ふとつぶやいてしまった次第である。
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C

omment

No title
この記事を書いてしまってから、かなりの時間が経過してから気づいたのだが。

こうしたことを、そのまま語ってみるということは、知性化の打破に向けての、ひとつの道かもしれないと思う。

本当に長い長い間、色々ときいた風なことを言っていながらも、心の底で、実はとても、困っていたことであるのだから。

ハナさん* URL | 2019/02/11 13:16 [ 編集 ]

No title
はじめまして。寄ってくださりありがとうございます。

心と身体の声は大切にしないといけないと思います。
私は化学物質過敏、電磁波過敏です。この病気になってわかったことがあります。人間にとって睡眠、水、食べ物、呼吸がとても大切です。どれをおろそかにしても病気になります。

病院の医師が自分のことを治してくれる、わかってくれると私も思っていた時期がありましたが、それは妄想でしかないことがわかりました。

他人の痛みや苦しみは医師を職業としている多くの人にはわからないのです。わかろうとするか、しないか、ただそれだけだと思います。

自分の心の声、身体の声を大切にしましょう!^_^

mis***** URL | 2019/02/11 21:21 [ 編集 ]

No title
やはり、外に出してみる、言語化してみるということは、前に進む上では有用であるらしい。
(もちろん一部には、変にかかずらわることなしに、ただ流れてゆくに任せた方がよいものも、あるわけだが。)

こうして記してみたことによって、この問題の本質を悟ることができ、最適な対応を認識することができた。
それは、あまりにも単純な結論であるわけだが。

ハナさん* URL | 2019/02/12 03:29 [ 編集 ]

No title
> 2/11(月) 午後8:03の内緒さん

今頃…のリコメですが。
無意識にボーダーラインを設定してしまっているというのは、私も確かにそうですね。
私としては、そのラインをもう少し上げたい(もっと活動できるようにしたい)のですが。これがなかなか、うまくゆきません。

そんな時、自分の過眠傾向が、惰眠をむさぼって、怠けているだけなのかもしれないと思ってしまうのは、辛いことでした。
いつまで経っても自分が治らないのは、こうやって己を甘やかして、治療実践をキチンとしないからだと、自責的になるしかないのですから。

この句を詠んだ後に、ある事情から、「今の自分には、とにかく尋常ではなく疲れ易いという現象が生じていると、認めてもよいのだ」という認識に至ることができました。
自分が感じている疲れを、自分の誤想にすぎないのではと疑う・否定する必要はないのだと。

なのでこれからは、もう少し楽に暮らせると思います。

ハナさん* URL | 2019/02/24 01:23 [ 編集 ]

No title
> mis*****さん

コメント、ありがとうございました。
リコメが遅れに遅れて、申し訳ありません。
医師というものに、相当にネガティブな体験をされたのですね。

医師が病気を治してくれるわけではないというのは、同意です。病気を治すのはあくまでも、患者自身に内在する治癒力ですから。

私自身も、医師の無理解な言葉や決めつけに、何度も傷つき、苦しんできました。
けれど幸いなことに今は、世の中にはマトモな医師もいるということ、患者の心を何とかわかろうと、懸命になってくれる、誠実で良心的な医師もいるのだと、知ることができております。
その医師にかかれないのが、残念ではありますが。

その医師のお蔭で、自分が落とし穴にハマり込んでいたことに、気づくことができました。
なので今後は、自身の心身の声を聞きながら、無理のない範囲でがんばっていこうと思います。

ハナさん* URL | 2019/02/24 01:34 [ 編集 ]

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| 2019/12/14 23:28 [ 編集 ]


T

rackback

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プロフィール

ハナさん*

Author:ハナさん*
2019.5.26付けで、Yahoo!ブログから移行してきました。
上記日付より前の記事は、Yahoo!ブログで書かれたものです。

移行から2年経過したのを機に、ブログタイトルを変更いたしました。
あわせて、紹介文も更新。

*代用ゲストブックあり
「カテゴリ」からどうぞ

〔ブログ紹介文〕
誰もが、たやすく発信者となれるネット時代。

文章で社会改革ができると思い込んでいたのは、若さゆえの過ちにすぎない。
けれど。
それでもまだ私は、文章を公表することは、無意味ではないと信じたい。

私がここに記すのは、単なるつぶやきの類いではない。
社会に向かって訴えたいこと、公表する意味があると思えることのみだ。
若い頃のように気負い込んで、大声で叫ぶことはできないけれど。

病気ではなく、障害でもなくても。諸々と生きづらい、おひとりさま介護の日々においても、光を求めて!

〔自己紹介〕
高校1年で発症した神経症性障害(身体表現性障害[身体症状症]その他)を、40年近くかけて乗り越える。
校正者として、非正規雇用勤続30年。数年前から校閲の仕事も行う。

1990年代、森田療法の研究で学士号取得後、カール・ロジャーズの直弟子が講師であるカウンセラー養成講座で単位取得。
地元の民間心理相談機関でセラピストのインターンとなり、各種心理療法を学修するが、自分は援助職には向いていないことを痛感。

アニメーションの研究で修士号取得。
博士課程・単位取得満期退学。
現在、博士論文のテーマを再検討中。専門は、巨大ロボットものの予定。

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