40年近くかけて神経症性障害を乗り越えたものの、母親の介護で大変な日々の思いを発信しています。アニメの研究による博士号取得は、しばらくお休み。

Prev  «  [ 2024/02 ]   1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  15  16  17  18  19  20  21  22  23  24  25  26  27  28  29  » Next
最新の記事(全記事表示付き) *frame*
フリーエリア2
最近のコメント(コンパクト)
データ取得中...
カテゴリ
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

リンク
月別アーカイブ

児童憲章の理念はどこに?

先日、仕事の関係で、児童憲章(昭和26年5月5日制定)の全文を、あらためて読む機会があった。

児童憲章とは、前文に「われらは、日本国憲法の精神にしたがい、児童に対する正しい観念を確立し、すべての児童の幸福をはかるために、この憲章を定める」とあるように、戦後の日本における児童福祉の理念を謳い上げたものだ。

その第11は、こんな風に記されている。
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
十一 すべての児童は、身体が不自由な場合、または精神の機能が不充分な場合に、適切な治療と教育と保護が与えられる。
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

これを読んで、つくづくと思ってしまった。
私も、適切な治療と教育と保護とやらを、与えてもらいたかった。そうすれば、もう少し苦労の少ない人生を歩めただろうに、と。

もちろん、この条文の表現には、異論のある方もいるだろう。
ソレは、不充分なのではなく、アンバランスなだけだ。異常ではなく個性なのだから、治療などは必要ない、と。

だが、私個人に関して言うならば、やはりこれは「不充分」であり、「適切な治療・教育・保護」を得られていれば、早めに改善できたことなのだと思う。
治療と教育と保護を、適切に受けることができなかったから、自分自身で学び、答えを見つけざるを得なかった。
治療実践の大部分の過程を、自学自習で、独りで行うしかなかった。

青少年期に受けられたのは、むしろ有害な「治療」。
もっともそれは、「学校に行けない? そんなわがままで甘えた奴は、根性を叩き直してやればいいんだ」という論調が主流だった時代には、仕方のないことかもしれないのだが。

幸いにも私は、それでも、何とかやってくることができた。
一時期お世話になった、セラピストに言われた。
私のように、自分の問題を解決するために、一般向けの入門書でなく、心理治療の専門家向けの学術書を読み、正しい洞察を得ることができる者は、そう多くはないと。

一般向けの心理学の入門書を読んで、変な勘違いをしてしまったり、誤った思い込みを持ってしまう人は、少なくないという。
早い時期に、適切な治療と教育と保護を得ることは、本当に、重要なことだと思う。

児童憲章には、法的な拘束力はない。だが、児童福祉法などの法令は、児童憲章の理念に基づいて制定・施行されているはずだ。それらの法令は、児童憲章の理念を、実現させるためのものであるはずなのだ。
それなのに、この第11に限らず、児童憲章の理念は、いっこうに実現されていない。
こんな豊かなはずの時代に、欠食児童のため、子ども食堂の類いが開設されるのが現状なのである。

児童憲章の全文は、たとえばここで読める。
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/004/siryo/attach/1298450.htm

多くの方々に、児童憲章の理念について考えてみていただきたいと、切に思う。
関連記事

C

omment


T

rackback

この記事のトラックバックURL

https://flowerhill873.blog.fc2.com/tb.php/133-0f852be4


プロフィール

ハナさん*

Author:ハナさん*
2019.5.26付けで、Yahoo!ブログから移行してきました。
上記日付より前の記事は、Yahoo!ブログで書かれたものです。

移行から2年経過したのを機に、ブログタイトルを変更いたしました。
あわせて、紹介文も更新。

*代用ゲストブックあり
「カテゴリ」からどうぞ

〔ブログ紹介文〕
誰もが、たやすく発信者となれるネット時代。

文章で社会改革ができると思い込んでいたのは、若さゆえの過ちにすぎない。
けれど。
それでもまだ私は、文章を公表することは、無意味ではないと信じたい。

私がここに記すのは、単なるつぶやきの類いではない。
社会に向かって訴えたいこと、公表する意味があると思えることのみだ。
若い頃のように気負い込んで、大声で叫ぶことはできないけれど。

病気ではなく、障害でもなくても。諸々と生きづらい、おひとりさま介護の日々においても、光を求めて!

〔自己紹介〕
高校1年で発症した神経症性障害(身体表現性障害[身体症状症]その他)を、40年近くかけて乗り越える。
校正者として、非正規雇用勤続30年。数年前から校閲の仕事も行う。

1990年代、森田療法の研究で学士号取得後、カール・ロジャーズの直弟子が講師であるカウンセラー養成講座で単位取得。
地元の民間心理相談機関でセラピストのインターンとなり、各種心理療法を学修するが、自分は援助職には向いていないことを痛感。

アニメーションの研究で修士号取得。
博士課程・単位取得満期退学。
現在、博士論文のテーマを再検討中。専門は、巨大ロボットものの予定。

アクセスカウンター
フリーエリア
最新記事
Tree-Comment
検索フォーム
RSSリンクの表示
QRコード
QR